スペインに暮らす私が、楽しみにしていることの一つに「屋根を眺めること」があります。現代化されたとはいえ、ボコボコと不規則に並ぶオレンジ&茶色の屋根は、とてもイマジネーションを刺激してくれます。
一年のうち270日以上が晴天!というマラガでは、多くのマンションに「テラス」が取り付けられています。あるいは「屋根裏部屋」が作られていて、独特の景観、風情を醸し出しています。
その屋根瓦も、雨風と長い年月によって自然なグラデーションがかかり、肌色、オレンジ、茶色までのあらゆる暖色が、ふるぼけた色合いで肩を並べている。あんまり味わい深くて、眺めていると時間を忘れてしまう~。マラガへお越しの際は、ぜひ「屋根を眺める」楽しみも、スケジュールのどこかに入れておいてほしいものです。
時々、瓦の間から草や花が咲いていることも!すばらしい~。スペインの建築や窓辺を見ているだけでも楽しい。
晴天の続くマラガでは、こんな屋上スペースも多く作られている。ちなみにこれはバルで夜間にオープン!シンプルでなかなかおしゃれ。
屋根瓦の向こうに浮かぶカテドラル(大聖堂)。マラガの町並みと溶け込んでいます。現代化されるのも便利になっていいけど、町並みは変わらないでいてほしいなぁ。