今年もいよいよ仕事納め

今年の九月から、一年ぶりにピアノを弾き出した。そして「編曲」および「作曲」も再開!フレーズやコードなどをメモするために、ノートを購入。情熱の赤。せっかくなので、ノートに表紙にもペイント!気合を入れる。

今年もそろそろ仕事納め。私は土日も「編曲・作曲・ペイント」をしているかわりに、ピアノレッスンさえなければ「連休」も取れるという暮らし。スペインでは、クリスマスからロス・レジェスの一月六日までは、みんな家族と過ごすので、私は完全休業。

それでも、べラがいた頃はまさに「演奏シーズン」で、ホテルを掛け持ちして演奏に回っていた。まだ二年前のことなのに、すごく遠くに感じる。十八年間続けた「ミュージシャン」という職業から離れて、まだ二年もたっていない。そのことが信じられない。時間の感覚というのは不思議だな。

編曲も作曲も、やりかけのまま年末に。それでも「自分の弾きたいピアノ」が見つかって大収穫。自分が進むべき「道」が、はっきりと見えた2016年。 創作面では 「黒」に出会ったのも、収穫だった。この秋からの三か月はひたすら習作ばかりで「作品」は少ない。が、音楽と同じく「自分の道」を模索している時が、実は一番「濃い時間」。 「習作・試作」の時間の後に、湧き出るようにやってくる「生みの時期」。
音楽と絵は、本当によく似ている、と思う。来年が楽しみ! 仕事場に必ずやってくるオウム。今年もお手伝い、ありがとうね。