十二月に入ると、スペインは町中がクリスマスのデコレーションに包まれます。食べ物関係もしかり。この時期、デザートといえば「Turrón(トゥロン)」。これしかない!ぐらいの勢いでスーパーの一角が、丸ごとトゥロン売り場に変身します。マラガでこの時期、トゥロンがテーブルに並ばない家はないでしょう!
さて、このトゥロン。一言でいうと砂糖(または蜂蜜)とアーモンドがベースになった「超甘いペースト」。とはいえ味付けは何十種類とあり、お好みでココナッツ風味、チョコ風味、など自由に選べます。
さらに「固さ」もハードタイプとソフトタイプの二種類があり、スペインの人たちは「僕はハードタイプ」「私は絶対ソフト」などと、しっかり自分の好みを持っています。ただし、ハードタイプはかなり固いので、歯が丈夫でない人はやめた方がいいかも。くらい固い。ものもある。
マラガのセントロにあるトゥロン屋。右下にアーモンドのぶつぶつが入った人気のトゥロンが見えますね。基本的に形は「長方形」。一個2~6ユーロくらい。お土産にもいいのですが、かなり甘いので日本人の口にはちょっと、かも。ナッツが入ったものが香ばしくて私は好きです。
トゥロンと並んでこの時期、よく食べられるお菓子が「ポルボロン」や「マサパン」。たいていお店に一緒に並んでいるので、いいものを少量ずつ買うのがポイント。大きい袋入りのは割安でも、ほんと食べきれません(甘党なら別ですが)。
この時期にマラガへお越しのみなさん、旅の思い出にぜひクリスマスのお菓子をお試しください!
(とはいいつつ、私はまだ今年、トゥロンを買ってないなぁ)