布アート・渥美線にて

【一日一作プロジェクト】「布アート」パーツを制作中。用事で渥美線の高師駅へ。

「線路を歩いて渡り、ホームへ上がる」

このローカル感。のんびりスピードの渥美線は、大半が無人駅。カードタッチできない時やカードを持っていない時などは、車内で係員の方から切符を買い、

「ぱちぱちと乗車駅名に穴を開けてもらう」

その手作業を眺めるのが、好き。揺れる車内で足を踏ん張り、丁寧に切符を切ってくださる。小銭を数えて計算だってしなくてはならない。正直、面倒くさい作業だと思う。それでもテキパキと対応し、

「はい、どうぞ」「ありがとうございます」

その光景を眺めるのが、好き。なんでも時間を短縮する、ムダをはぶくのがいいわけではない。効率・生産性重視の生活は、私にはあまりに機械的・自動的で、味気ない。

「どこに物語が生まれるの?」

という気持ちになる。「一見ムダ」の中に、思いがけない出会いや会話、エピソードは眠っている。「便利と引き換えに手放してはいけない」ものを、私たちは大切に守っていきましょう。

さて。久しぶりに赤ワイン&ドリアランチ。なんだかチーズが食べたくて。明日は、久しぶりに岡崎へ。1年ぶりの女子会。楽しみ〜。

みなさま、すてきな1日を。

~音楽と絵の工房~地中海アトリエ・風羽音(ふわリん)南スペインだより