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サン・フェルミンの牛追い祭り

いよいよスペイン各地で、お祭りが始まりました。
まずは、7月6日~14日、ナバラ州のパンプローナで行われる
「サン・フェルミンの牛追い祭り」。市街地に放たれた牛たちを追って、
市民が町の闘牛場まで一気に走り抜けます。と、軽く書きましたがこれ
と~っても危険で、毎年、けが人が続出。亡くなる方もいるほど。
朝から、救急車やレスキュー隊も「よしっ」って感じで待機。
トレードマークの紅白の衣装に身を包んで、老いも若きも牛とともに
走る、走る、走る!

とにかく、すごい走りっぷりで、
見るからに、だらけたマラガ人には無理そう。
海に寝っころがって、ビール飲んで、シエスタして、
音楽がかかれば踊り出すマラガ人に、そんな気骨はないのだ。
ちなみに、「セビージャの春祭り」「バレンシアの火祭り」と並んで、
スペインの三大祭り、と言われています。

さて、バルセロナの近くの「Sitges(シッチェス)」では、
7月5日~9日まで、毎年恒例の「ゲイ祭り」が行われました。
友人のダビーやハビーはゲイ(ホモセクシャルは差別表現、ゲイが自称)
なので、世界中のゲイ祭りに参加しています。
ヨーロッパで「ゲイ」は、その名称も立場もかなり市民権があり、
わたしの周りにも、仕事を含めたくさんいます。
友人だけでなく、家族にも伝え受け入れられている人も、けっこういます。
いわゆる女性的な「おかま系」は少なく、
顔もスタイルも趣味も、抜群にいい「モデル系」が主流。

マドリッドでも毎年「ゲイ祭り」があります。
全裸に近い美しいお兄さん、お姉さんが、ものすごい衣装で、パレードします。
国際色が豊かで、連日コンサートや催しものが用意されており、
とても明るい雰囲気なので、ゲイでなくても、十分楽しめる!
お祭りは派手ですが、彼らの日常生活はまったくふつう。
一見すると、ゲイとわからない人も、多いですよ。