KUROです。代理投稿5日目。
結婚前から毎年1月3日は「NHKナゴヤニューイヤーコンサート」を鑑賞する日となっています。
このコンサートは名古屋フィルハーモニー交響楽団とゲスト奏者によるクラシックコンサートなのですが、近年はクラシックだけでなく、映画音楽やポップスなど聴き慣れた曲も演奏されるフレンドリーな選曲となってきています。
昨年は「スターウォーズ」が演奏されました。初めて生のオーケストラで聴いたのですが、壮大な宇宙が目の前に広がり、鳥肌もので大感激。今年も出演者全員で演奏された「星に願いを」は今まで聴いたことがない豊かさに溢れていて、やっぱり生はいいなぁと思った次第です。
そんなこんなで今年は全19曲の演奏があったのですが、その中にバイオリンゲストによる「チャールダーシュ」の演奏がありました。演奏者はCMやテレビドラマにも出演しているかわいらしい女性で、その演奏もとても明るく爽やかで流れるようなメロディーでした。が、なんだか心に入ってきません。
次第に私の頭の中では別の「チャールダーシュ」の演奏が響いてきました。それはベラが演奏する「チャールダーシュ」。
弦と弓の擦り合う音には深みと重みがあり、震える空気はいつしか踊る人々が起こす風のように感じられ、とても楽しく、でも少し悲しい。ベラの演奏する「チャールダーシュ」は、きっとベラが歩んだ人生を反映した音だったんだろうと思います。
クロさんの言葉をきいて、きっとべラも喜んでいると思います。
ありがとうございました。
スウェーデンに亡命して、ウルグアイに何年も入国できなかった
べラは、ハンガリー民謡を弾きながら泣いていることもありました。
きっとハンガリー人の両親のことを思い出していたのだと思います。