【一日一作プロジェクト】「おのれんめ」を作った。地下鉄駅から、ハビ吉のマンションまで徒歩8分。ふらふら歩いていると前方に
「ヤギたちを発見」
きゃ〜。かわいい。思わず、駆け寄って行く(写真)。この辺りは地下鉄の終点ゾーン、マラガ郊外の辺境なので、周りは雑木林。その向こうには隣町の山の稜線が浮かんでいる。
「こんにちは〜。いつもこのコースでヤギたちと散歩しているんですか?」
さっそくおじさまに話しかける。これまで何十回と通ったけれど、一度も見たことのない光景。聞けば、時々コースを変えてヤギたちを散歩させていると言う。
「前は200頭いたけど、今はこれだけだよ」
おじさまのそばで、2匹のワンコもうれしそう。仕事としてではなく、今は「楽しみ」でやっているとのこと。「1人で大変ですね」と声をかけると、動物たちを引き連れて歩き、世話をすることで
「僕の方が元気にしてもらっているよ」
と笑う。写真を撮らせてもらい、お礼を言って別れる。たったこれだけの、行きずりのような出会い、瞬間が、本日の私のハイライト(笑)。心がきゅーんとなったよ〜。
かつてのエル・パロ地区の賑やかさ、便利さはないけれど、辺境ならではの魅力が。そこらじゅうに設けられた遊歩道、広々とした公園、ほとんど全ての道路に街路樹。のんびりゆったり。
そして、今日はこうしてヤギたちにも出会えた。あっ、次回はヤギたちとも写真を撮らせてもらおう〜。これまでは、単なる「駅までの道」だった。でもこれからは
「ヤギたちの散歩道」
心がふわっとふくらんでくる〜。人生は「小さな物語」の連続。ささやかな出会い、分かち合いが、人生を豊かに彩ってくれる。
「おのれんめ」
「己」文字。内なる「眼」を大切に。「己眼(おのれんめ)」。日常にひそむ「幸せの芽」に気づき、楽しめる感性を大切に。今いる場所で、幸せを積み重ねていきましょう。
日本では七夕ですね。みなさま、すてきな1日を。