【一日一作プロジェクト】「自由はほどこされるものでなく」を作った。朝から手続き関連でセントロへ。その後、隣町まで打合せに。
「朝食をちゃちゃっとテラス席で食べて」
駆けずり回る。生ハムのサンドイッチ。なんだけど、実はパン生地には生のトマトがすり込まれ、オリーブオイルがたっぷりと染み込ませてあるのだ〜。
「おいしーーーーっ」
これが伝統の味。カタルーニャのだけど(笑)。スペインでは、バターとかマーガリンは邪道。オリーブオイルに勝るものなし。慣れるとほんと最強。本当は朝からダンス教室だったのだけど
「手続きのため行けず」
残念。でも、チャンスを逃すわけには〜。バカンスシーズンの8月を迎える前にできるだけ手続きを進めておかねば。昨日からスペインは熱風に見舞われ、各地で40度超え。
「明日のマラガは38度」
今年最高、大丈夫なのか〜。せっかくなので、お隣のグラナダ県とコルドバ県の天気予報も貼っときます。友人があまりの暑さに耐えきれず「クーラーの取り付け」を依頼したら
「早くても9月末」
と言われたそうな。もう、いらんやろ。それで、頭にきた勢いで、友人は休みをかき集め「北スペインへ2週間」行くことに決めてしまった。まぁ、涼しいけどね〜。雨も多いし。
さて。本日の私のファッションは、夏のバーゲンで買った500円のTシャツ&短パン。ひたすら足を出し続けたおかげで、やっと
「足と腕が、同じ黒さになってきた」
最初は真っ白。あたりまえだけど。隣町へのバスを待つ間、生活用品店へ。「ホウキの柄」を買い、バスへ乗り込む。そこで、はっとする。
「危険物と思われたりして」
最近、何かとセキュリティとかにうるさいし。そこで、はたとひらめく。ホウキの柄を杖のように持ち替え、しっかりと握りしめ、神妙な面持ちで乗車。
「巡礼者のように」
聖なる巡礼者、聖地を旅する旅人、ペレグリーノ。サンチアゴへの巡礼道。スペインといえば、これっしょ。巡礼者を暖かく見守ろうみたいな。その雰囲気を醸し出しながら。
「手に持っているのは書類だけど」
さて。用事を済ませ、無事家へ帰還。見れば、ハビ吉がアイロンをかけている。上半身は裸で、下はユニフォームのパンツに革靴。できたてほやほやの白シャツをまとい
「行ってきまーす」「どこに?」「スウェーデン。スペインは熱風だけど、僕は3日間北欧だよ〜」
うらやましい。仕事とはいえ。最高気温20度だそな。ハビ吉は、てきぱきと家の指示を私に下しながら、勢いよく冷蔵庫を開け
「スイカとメロン、残りのパエジャとおかず、食べといて」「ありがとう」
これで今日は、何も作らなくていいんだ〜(写真)。明日は38度。さすがに多動性の私でも、ふらふら歩き回っている場合ではない。命にかかわる。
「自由はほどこされるものでなく」
「LIBERTAD(自由)」文字が踊る。人と人が手を結びながら。それは、作り上げていくもの。与えられるもの、ほどこされるものではなく。
暑い日が続きますので、お身体を大切に。みなさま、すてきな1日を。