マラガで昼間から蚊の襲撃・1

今年のマラガは「蚊」が多い。
これも、7月に異常発生した
「湿気」のせいでは、と
勝手に疑っている。

これまでマラガの夏は
「熱風乾燥砂漠型」
であった。
「あつい~」
とうめきながら
「干からびて」いく型である。

これが今年は
「熱帯ジャングル型」になり
額から滝のような汗を
流しながら
「あづい~」
と、あえぐこととなった。

で、「蚊」である。
これまでマラガでは
蚊は「夜だけ」襲撃してきた。
昼間はまったく蚊に刺されない。
だから、まるで無防備であった。

そこを襲われたので
あっというまに
昼食中に5つ、刺された。
「ああぁ~、昼間から蚊がいる!」
驚きで、あわあわやっている間に
さらに2つ。

「かゆい~っ」
あわてて蚊取りなんとかを
セットするが、時すでに遅し。

「不意打ちじゃー」
悔しいが
まっ昼間からの容赦ない攻撃に
あわてふためき
かきむしるうちに
昼食は中断されてしまった。

が、よく見ると
蚊に刺されているのは
私だけ。
ベラは横で静かに
ごはんを食べ続けている。
「一つも刺されなかったの?」
「はい」

これは、いったい。
理不尽を感じながら
両手両足をかきむしった。

(明日につづく)

~音楽と絵の工房~地中海アトリエ・風羽音(ふわリん)南スペインだより