「マラガからバルセロナへ週末旅行・2」
再開~。お待たせしました。
さて、ウルグアイ人であるルイスの誕生日祝いは、もちろん「アサド(バーベキュー)」。
家族、友人が続々と集まって来る。
これが噂の「ウルグアイ風バーベキュー」。
肉だけ。
野菜はまったくなし。
それも塊。
肉を焼くのは「男の仕事」なので、女性はのんびり~なのだ。
ほら、真剣。
なかなかかっこいい表情。
ウルグアイ人の男なら火をお越し、肉が焼けなければ一人前ではない。のかな。
さて、男性陣が火&肉と格闘する間、私はマリを手伝って、机やイス、グラスやお皿の用意。
すばらしい匂いが、立ち上って来る~。
何しろお客さんは、総勢18人。
すごい量の肉。
段ボール箱で、運ばれてきたのだ。
「一人1キロ」で計算するらしい。
「ああっ、こら!」
よそ見している間に
「ガブッ」
犬ちゃんに、肉の塊を盗まれ、一同呆然。
無理やり吐き出させたら、このとおり。
こんな大きいの、のどにつっかえちゃうって。
結局、切り刻んで犬ちゃんの昼食に。
牛肉、豚肉、チョリソー、モルシージャが焼き上がる。
切り分けるベラ、うれしそう~。
歯がないのに
「絶対に食べる!」
って。どうやってだろう。
すごい日差し。
これでまた、しみだらけに・・・
「帽子をかぶりなさい」という母の声が聞こえてくるよう。
サングラス持ってくればよかった。まぶしー。
これぐらいの焼き加減が、ウルグアイ人好み。
スペイン人に言わせると
「生じゃん!」
そう、スペイン人はよく焼いたのが好きなのだ(笑)。
「アサド(バーベキュー)は男が仕切るもの!」
というウルグアイ男児に囲まれ、今日は私はビール片手に、写真を撮っていればいいのだ。リラックス~。
今回、マラガ~バルセロナのチケット&宿を提供してくれた、ルイスの奥さん、マリ&そ
の息子さんのギジェを紹介しましょう!
6年ぶりの再会。
ギジェが大きくなっていて、びっくり。
前は華奢な少年、といった風だったのに。
もう大学生。
こんなにかっこよくなっていたとは。ははぁ~。
親友のルイスとベラ。
バルセロナに着いてから、ずーっとおしゃべりしている二人。
医師だったルイスは、べラにとってはお兄さんのような存在。
頭がよく、理解力があり、人間味のあるルイス。彼の繊細さ、上品さが、べラは大好きなのだ。
「歯がなくても、ワインは飲める」
満足げに乾杯するべラにルイスが
「でも肉は無理だろう。ラザニア買っておいたよ」
「ラザニア?ウルグアイ・アサドを目の前にして、なんとしても僕は肉を食べるよ!」
見ると、フォークで細かく切り刻み、必死で食べている。いや、飲み込んでいる。
犬みたい。
でも、ウルグアイ男児とは、きっとこういうものなのだろう。
幸せそうなので、ほかっておくことにした。
(明日につづく)