さて「セマナサンタ(聖週間)お食事会」はまだまだ続く。豪遊~。「盗難事件」の後なので、一気にスパーク。人生、楽しいこともなくっちゃ。
この日はアロラより電車とバスで、長縄さんファミリーが我らがエル・パロ地区まで足を運んでくださいました。遠いところ、本当にありがとうございました。
昨年12月、名古屋の池下のギャラリーでお会いして以来。なので三か月ぶり。伺いたいことは山のよう。
さっそく、パセオマリティモ(海岸通り)に並ぶチリンギート(魚介類レストラン)へ。ビールで乾杯!食べる食べる~。
実は長縄さん、六月に日本で行われる展示会の制作中で大忙し。のところ、わざわざアトリエから抜け出して来てくださったのでした。
奥様はフラメンコを唄い、娘さんはジャズシンガーというアーティスト一家。まさにこの日は「アーティストランチ」。
基本的に会話はスペイン語なのですが、時々日本語で長縄さんとこっそりおしゃべり。とは言え、私たちの話題のほとんどは「アート」、そして私たち自身の「生き方」のこと。
飾らない人柄の長縄さんから、ぽんぽんと飛び出す本音。私もクリアー&ストレートな性格なので、思ったことをそのまま言葉にする。
時々、会話に熱中してしまうあまり敬語が飛んでしまい、スペイン語と日本語が混ざったフレーズになることも。それでも、長縄さんはじっと耳を傾けて、そして誠実な言葉を返してくれる。
思えば、最初からまったく「社交辞令」なしで、おつきあいをしていただいている。というか、怒涛のアタックだったかも(笑)。
マラガのギャラリー。展示会初日の長縄さんにいきなり話しかけ、自己紹介し、作品についてお伺いし、さらに
「アロラまで会いに行ってもいいですか」
って、頭で考えないからできるんだろうなぁ(笑)。
いつも一番先に動くのは
「心」
それにつられて「体」が動く。「頭」は一番最後。いや、動いてない時もあるかも。
さて、この日はランチの後、うちのアトリエ「風音羽(ふわりん)」にも足を運んでくださいました。そしてなんと。家に入るなり、じっと作品を見て回ってくださったのです。
大先輩にいろいろとコメントをいただくことができて、本当にうれしかったです。それだけでも感激なのに
「これ、いいですね。ください」
「えっ・・・・」
なんと。長縄さんが私のつたない作品を買ってくださったのです。「お金を払ってもいい」と思ってもらえた。その気持ちだけで、この上ない元気と勇気をいただきました。本当にありがとうございました。
それでも、新たに問題が発覚。
「額はあるんですか?」
「えっ・・・」
そう。売る準備が私の方にできていなかったので
「額も包みも用意していない」
ことに、改めて気づく。
「あの、これに入りますかね」
あわてて、しまってあった新品の額を引っ張り出す。
長縄さんは何もおっしゃらずに、なんとご自分で、選ばれた絵を額に入れてくださったのでした。本来ならあきれられて、叱られて当然なのに。
「本当にすみません・・・」
「いいえ、大丈夫。大切に飾りますね」
涙が出そうになってしまった。こんな私のつたない作品を飾ってもらえるなんて。だからこそ
「もっといいものを描きたい」
と思う。
応援してくれる人に、お返しできるように。私がつき進み、アーティストとして、人間として成長することで。
現在、娘さんの桜ちゃんはなんと!日本でジャズライブ中。また機会があればぜひ聴いてみたい。これからが楽しみ~。
長縄さんの六月の展示会については、また改めて五月末に紹介いたします。どうぞお楽しみに!