手作りひらがなすごろく

いよいよ今週の日曜日、5月27日は「春の発表会」。年明け1月から練習してきた成果を、お父さんお母さん、兄弟の前で発表する日。

この発表会のポイントの一つは
「ふだんレッスンに通わせてくれるお父さんお母さんを、自分たち(子供たち)が招待する」
というポジションニング。

これを明確にする。子供たちに何度も繰り返し手伝えることにより、彼らの行動ががぜん自主的になる。

「あっ、会場に飾りつけるポスター作らなきゃ」
「ちらしで足りないものある?」
「ゲームの準備は?」
「『オウムに触るな!』のちらしもう作った?」
「玄関のドアに貼る『発表会へようこそ』のポスターは?」

何度も参加している子たちの、イニシアティブのすばらしいこと。くり返す、体験を積み重ねることの意味、大切さを、私に教えてくれる。

今回は「ピアノ演奏」に加え「日本語による挨拶・自己紹介」「日本語のデモストレーション」もあり。準備にも力が入る。

そうして、子供たちみんなで作り上げた「ひらがなすごろく」。見てください。すばらしい~(写真)。

今期は、「ひらがな」と「数字」をみんなでおぼえました。すごろく遊びをしながら、日本語の勉強。なにしろ
「とまったコマのひらがなを読む」
ことができないと、戻らなくてはならない(笑)。

コマのあちこちに、子供たちが書きこんでくれたニッポンなぞなぞ。
「日本の町の名前を言いなさい」
「知ってる日本食は?」
「日本語で色の名前を一つ」

罰ゲームももちろんあり。
「フラメンコを踊る」
「象のマネをする」
「早口言葉」
「一回休み」
「ふりだしに戻る」

さらに、大笑いしてしまったのが
「『さ』まで飛べる」
「『た』に戻る」
など、けっこう複雑に作ってある。

発表会の10日ほど前に、なんとか完成。
「遊びたーい、やってみたーい」
と、子供たちはもう大変。

「じゃ、練習がてらやってみるか」
ということになるのだが、これがもう大盛り上がり。絶叫、爆笑。イスから転げ落ちて(笑)。この姿をご両親さんに見せたい。

ちなみに、すごろくを使ってコマを進める時
「いち」
「さん」
「ろくー」
など、数字ももちろん日本語読みです。すばらしい!

さて、どうなりますやら。と、書きながら
「景品」
を用意せねば。ということに、今気づいた。

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「手作りひらがなすごろく」への2件のフィードバック

  1. すごいすごい~
    誰か私にスペイン語のすごろくを作ってください(笑)
    子供って何でも覚えるのが早いですよね!
    ばあさんはスペイン語クラスが終わった尻から忘れて行って、次回行った時「何だっけ何だっけ」の繰り返しなんですけど・・・・

    そしてmomoさんの教えは素晴らしいです→自主性!
    日本の、特に私の年代などは自主性の欠片もなく(私だけか?)”言われたことしかやらない人間”になってしまった気がします。
    今はそんなことないだろうけど。

  2. 遊びながらっておぼえますよね。
    ただ勉強、って先生自身がつらいので(笑)。

    スペイン語のクラスはその後いかがですか。
    好きな言語ってそれだけでモチベーション上がりますよね。
    特にラテン系の言語は
    「音楽的な耳触りのいい流れるような抑揚のあるフレージング」
    が魅力で、私はポルトガル語、フランス語、イタリア語など
    聞いているだけで気持ちよくなります。

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