計画性がないVS情熱的

なんだか毎週、毎月いろいろなことがあり、あっというまに一週間、一か月が過ぎていく。

扁桃炎、春の発表会、ルイスのこと。ここのところ毎週末、全力投球だったので、やっと今ひと息。って「レッスン」がひと息になってしまっている。

状況がコントロールできる、という意味において。肉体的疲労しかないレッスンは「リラックス」と言ってもよい。それくらい嵐のような三週間だった。

だいたい「春の発表会」や「食事会」など、まったくブログで紹介できていない状態。のまま、すでに次の全力投球
「名古屋の展示会」
へ、心と体は向かっている。

なぜ、前しか向いて生きられないのだろう。立ち止まる。後ろを振り返ることがどうしてできないのか。

私的には単に振り返る時間的余裕がない、だけなのだが気がついたら
「過去を振り返らない性格」
になってしまっている様子。恐るべし。

で、名古屋の展示会。今回のメイン作品は
「Tシャツペイント」
と決まり、あわてて
「布用絵の具とTシャツ」
を買いに行った、という話は書いた。

で、あっというまに「15枚」などペイントしてしまい、バルセロナから帰るやすぐに
「Tシャツ10数枚と婦人服6着、布用絵の具15個、スプレー4本」
を追加購入。

ものすごい出費。で、さすがに
「血迷ったか」
と、思えてくる。こんな私でも。ちょっと汗が出た。

ビジネスとして成り立つのかどうか。

そういうことを事前に考えられればいいのだが、残念ながらそういうプログラムはついていない。

「やるかやらないか」
「やるなら全力」
それが、私のプログラムなのだ。勘弁してほしい。

で、今うちのアトリエは「服屋」と化している。テーブルというテーブル、床も使ってペイント中。

「何段階も色を重ねていく」
ので、絵の具を乾かす時間と場所が必要。少なくとも、5,6回。多いと20回近く色を重ねるので、数点を同時進行しなくては、とても展示会には間に合わない。

これすべて、月曜日から金曜日まで「レッスン」で、まとまった時間がとれないため。創作作業はどうしても週末になる。その週末も予定が入ればペイントはできない。

「いつか創作に集中できる生活ができたらなぁ」
せめて週の半分。そんな夢のようなことを考る時もある。

さて、今週末から展示会&日本帰国に向けて、いよいよカウントダウンが始まる。ひたすら描くのみ!飛行機に乗るまでノンストップ。

間に合わなければ、日本でアイロンをかけて絵の具を定着させればいいのだ。と、書きながら今気づいた。
「展示作品なのだから、展示前にアイロンをかけなくては」

アイロンがけ。したことないけど。スーツケースの中でくちゃくちゃになるだろうなぁ。ま、それは日本で考えよう。

いったいどんな作品群になるのか。まったくわからない。あと二週間しかないのに。だいたいキャンバス画は描けるのか。まだ一枚も描いてないけど。

確かDMには
「キャンバス画や木皿ペイントもあり」
と書いてあったはず。って、その原稿は私が作ったんだけど。

その時はまさか、こんなにシャツペイントにとりつかれるとは思ってなくて。

「最低10点」
の約束が、今すでに20着ある。これを
「計画性がない」
と言ってはいけない。

心と体は、マラガの太陽のように熱く燃えている。ここはラテン的に
「情熱的」
と、言い換えたい。

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