あきさん宅でディナー

今日は「あきさん宅でディナー」を紹介します。実はこれ、もう一か月近く前のこと。それくらいこの一か月は、いろいろなことが立て続けに起こった。

「扁桃炎」「春の発表会」」「バルセロナ行き」そして休む間もなく「衣ペイント」に突入。

さて、この日はまず「ビーチ」で待ち合わせ(写真五枚目)。海の風が気持ちいい~。私はレッスンが終わったところで、まだ心も体も仕事モード。

それが、丘の上に建つすてきなあきさんのお宅へ入った瞬間。リゾートモードに切り替わる。

リビングの窓(っていうか、壁一面が窓!)からは、地中海とマラガの街が一望。ホテルよりいい眺めなのでは(笑)。

そんな中、まずはアペリティフ。
「チーズとマスカット」
を一緒に食べるところがポイント。この組み合わせ、めちゃくちゃおいしい~。

その後は、二人でキッチンに立ち
「カツ」
を作る。小麦粉、卵、パン粉を順にくぐらせて、あきさんへと手渡す。

二人で作ると楽しいなぁ。一人だと料理って作業以外のなにものでもないのに。

食べるのも一緒だし。会話をしながら食べる、っていいなぁ。一人で家にいる時は、オウムか音楽が食事の相手だし。テレビがないから。

これまでも、あきさん宅で何度も一緒にキッチンに立ってきた。いつだったか「サラダ」を作っている時
「はい、ゆで卵」
と、手渡された。

お皿にはすでにベビーリーフが形よく盛られていて、私はおもむろに
「ぽん」
と、ゆで卵をまん中に置いた。

「できた?」
「うん」
振り返ったあきさんは、その盛り付けを見るなり
「ええっ、うそ。これは、ちょっと、ももちゃん」
と、うろたえている。

いったい何が起こったのかわからず
「どうしたの?」
と、心を落ち着かせているあきさんに尋ねると

「ゆで卵をまるごとぽんって、サラダのまん中に盛り付けた人は初めて見たよ」
「・・・・・・」
「ふつうは切るよね。せめて半分に」

なるほど。確かに。あきさんのいいところは、何でもちゃんと説明してくれること。ま、この後キッチンで、ビール片手に大笑いしていたのだけど。

赤ワインで乾杯。至福の時。ホームディナーのいいところは、のんびり夜中までくつろげるところ。それもこんなステキなおうちで。

なんだか、うちが「キャンプ生活」に思えてくる。テレビ、ソファ、電子レンジ、カーテン、何もなし。オーブンは壊れ、段ボールがランチョンマット。

こんなすてきなおうちにいつも呼んでくれるあきさん。おいしいお料理と楽しいひと時を本当にありがとう。また、マラガに来てくれるのを待ってます。

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