今期の制作は「極彩色のシャツペイント」と「青と白だけでペイントしたベガシリーズ」に分けられる。
順序から言うと「極彩色の後に青&白ペイント」だったので「カーニバル後の瞑想」的な歓びがあった。
青と白。その濃淡から生まれる世界。それは私の住むマラガの空の色、海の色。そして涙の色でもある。
私が毎日、目にしている色。だから、私の心にも住んでいる。
青は「静」や「冷」のイメージだが、私にとっては「青い炎」のイメージがある。
赤の「ゴウゴウと燃える盛る炎」とはちがう「りんりんと燃え上がる内なる炎」を思わせる。
時には熱く、そして冷たく燃え上がる青い炎。写真の作品は「パシオン(情熱)」。
その下のオウムの写真はおまけ。制作に集中してほったらかしのオウムによる主張。「かまって」ってことなのらしい。