今日、紹介するのは「ブルー・ボッサ」です。
ホテルでは、ボサノバはよく弾きます♪
なんといっても、清涼感と、リズムがいいですね。
ハーモニーやコードの美しさに、弾きながらうっとりしてきます。
ところで今、「2013年用の演奏プログラム」を作っています。
毎年1,2,3月がオフのわたしたちは
この時期に「今年、集中して弾く曲」を20曲ほど決めます。
リストができると、さっそく「編曲」の開始!
これが、一番こんをつめる仕事で
始める前は「ああ~、始めようかどうしようかなぁ」
と、一人うだうだしています。
なにしろいったん始めたら、
何時間も何日も「カンヅメ」になるので
それがわかっているので始めたくない。
でも、始めると今度は「もう、どうにもとまらない」。
熱をもったように「寝ても覚めても」。
この状態に入ると、べラが食事の時間を伝えたり
電気をつけたり、電話に出たり
「もも~、髪の毛とかすの忘れてるよ」
って、くしまで手にして。
編曲はわたしの仕事なので、その間べラはやることがなく
日に日にぼろぼろになっていくわたしを眺めながら
「ごみ、出してくるね」
と、さみしそうに出かけていく。そして
「もも~、もう3日、外に1歩も出てないよー。だめだよー」
と、騒ぎたてる。
演奏はオフ。
でも「お休み」にはならない音楽屋稼業。
それでも「今年、新しく弾く曲」を思うと、
心の底から、むむむっと力が湧いてくる。
これは、いったいなんだろう。
鏡を見て、自分の外見に愕然とした。
「これはひどい。ぼろぼろだ・・・」
しかし、と思う。
「ぼろぼろの駝鳥」は動物園の中だったが
マネージャーの大野さんは言っていたではないか。
「だいじょうぶ、ももは野生の鳥でしょ」
そう、太陽の光を浴びればきっと、だいじょうぶ。
明日は、べラと自転車に乗って海に出かけてみよう。