さて、マラガ到着二日目はさっそく「セビジャーナス教室の打上げランチ&発表会」なのである。
長旅の疲れ。プラス、ブレーカー落ち。冷蔵庫の悲劇などを乗り越え（と言うかほったらかしにして）会場へ。
いくら私がノンストップのマグロとは言え、さすがにふらふら。とても飲んで食べて踊るなんて。
と、思っていたのに。なんなんだ、この写真は（笑）生き生きしてるな〜。いきなりマラガモードにスイッチが入った感じ。
セビジャーナス教室に通い始めて、レッスンを受けること8ヶ月。まだまだ芸術性はないけれど、こうして友達と踊れることが一番。本当に楽しい〜。
今はもう、踊りなしでは生きていけない。さて、この日の発表会はセビジャーナスだけでなく、ルンバやブレリア、カスタネットもあり。
で、そのカスタネットを忘れて行った。という（汗）。「すみません」と座っていたら、仲間の一人が1曲終えた後飛んできて、私の手に彼女のカスタネットを手渡す。
「次はもも、私の分までやって来て！「ちゃんと発表しなきゃ」
みんなに支えられて、ここまでやって来られたレッスン。思わず涙が出そうになる。パソドブレをカスタネットで。もう満足感でいっぱい。
これも全て友達、仲間がいたから。毎週ハグをして、頰にキスをして、一緒にやってきたんだ。その思いで胸がいっぱいになった。
前日の夜まで、キャンセルするつもりでいた発表会。でも、本当に行ってよかった。反対メッセージを64もして私を連れ出してくれた仲間に心から感謝した。
時に私たちは、自分の意思だけではできない、やらない行動がある。私はかなり衝動的&行動的な方なのだが
「なにより一緒にいたい！」「一緒にいることが一番」というマラガっ子の気質に、改めて感謝した。
一緒にいる、っていい。時間を、生きていることを共有する、分かち合うって。お互い笑顔になる。
家に帰れば、凄まじい匂いを漂わせた、使用不可能の冷蔵庫が待っている。けれど、それさえ鼻歌を吹かせながら掃除できそうな気がした。
