80歳の生徒さん現る

今週から9月開講のレッスンの予約&面接が始まった。今日はピアノ教室20年間で最年長、80歳のセニョーラがドアを叩いてくださった。

「まだできますか?ずっとピアノを弾きたくて。でもこれまで時間がなくて・・・」

目の前の女性が、うれしそうにピアノを弾いている姿がふと浮かんだ。

「必ず弾けます。弾けるやり方を一緒に見つけましょう!」

30 分の面接(レッスン)の後、私たちはハグをして「11月の発表会までにまずは一曲弾けるようにする」ことを誓い合った。

私たちの共通の夢。二人の目標。二人三脚。一緒にやるんだもの。楽しいよね。

お母さんたちが子育てに追われ、気がついたら歳をとっていて「今しなくては!」と必死の思いで来てくれる。

「これが最後のチャンス」と思って。

その熱い思いを、夢を、絶対に実現させたい。そのために私はいる。のをはっきりと感じる。

私は18年間ピアニストだったけれど、もしかしたら天職はピアノの先生の方だったのかもと最近思う。

思えばうちに来る子供達の半分は

「他の教室で続かなかった子や、集中やコミュニケーションに問題がある子、先生を3回変えてこれで最後と連れてこられた子、話しかけても答えない子、同じ事を50回繰り返し言い続ける子」

など、一風変わった子供たちが多い。なるほど「ピアノ駆け込み寺」なのかも。なんでも解決(笑)結果よければすべてよし。

さて、今日の写真はボトルペイント。空いた時間にささっとマーカーで。最近なんだか「人魚」に惹かれる。あ、もしかして「織姫」の次は「人魚」なのか?

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「80歳の生徒さん現る」への2件のフィードバック

  1. 筆立ての色の重ね方が素敵。

    私のピアノの先生も若い方で、私の黒鍵恐怖症を克服しようとアノ手コノ手で(笑)
    80歳でその気になられるって感動です。
    ブログ友達で60歳でバレエを始めて、今74歳で今も舞台に立っておられる方がいます。
    そのブログのタイトルの下に「始める事さえ忘れなければ人はいつでも若くある」マルチィン・ブーバー (オーストリア出身のユダヤ系宗教哲学者)という言葉があり励まされます。

  2. そうですね!大切なのは「始める」こと。「いつか」は関係ない。

    やりたいと思った時が始める時。自分で楽しくできるリズムが理想のペースだと思っています。

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