20.豊橋の恒例行事

豊橋ですること。といえばまず、年間恒例行事となっている「美容院」。ふだんマラガでは自分でカットしているので、美容院は年に2回行くだけ。

自分でカットし始めて、はや10年以上。きっかけはもちろん「お金がなくて」(笑)ピアニストとして生活するのはスペインでも難しい。さらに絵描きではもっと難しい。

お世話になっている豊橋の美容院「いなよし」さん。とても丁寧に扱ってくれて気持ちいい〜。ただ座っていればいいだなんて、もうお姫様のよう。シャンプーでも気分はもうスパ。

途中で出される紅茶は、こんな素敵な器で。聞けば旦那様が稲吉オサムさんという陶芸家で、すべてその作品なのだとか。すばらしい〜。

さて、豊橋といえば、幼なじみの友達みさのちゃんとの食事会。これも恒例。旦那様のようちゃんは自動車修理工場を持っていて、いつも父の車を直してくれる。

この日は、みさのちゃん宅で夕食。犬のげんちゃんとも久しぶりにお散歩。みんな元気で何より。笑っていられるのが一番。楽しいひと時をありがとう!

そして。実家ではアイスを食べながら、写真の大整理。物の整理&処分も恒例のアクティビティ。思いがけない写真に出会うたび、しばし大盛り上がり。

「見てみてこれ〜!覚えてる?」

「お母さん、きれいだったんだねー」

目標は、家の物を10分の1にする。なので、突然写真も10分の1にしなくてはならない。

こうして整理をするから、もう一度目にしてよみがえる思いがある。整理は手放すことではある。が、

「思い出を、物から心に植え替える作業」

でもある。それを、父と二人でするのだから楽しくないわけがない。

「ももが帰ってくると、急にゴミが増えるね」

母が育てていたアロエは、父が引き継いで世話している。すっかり大きくなって、玄関の前にどしっと居座っている。

人はいなくなっても、物や植物は残る。だから私自身50歳になって、大きな決断とリセットの最中にいる。

「物から行動へ。行動がすべて」

いよいよ日本滞在記、明日で最終回。やれやれ。もう10月になってしまった。ここは、マラガ的格言でしめよう。

「できる時が、やる時!」(自作)


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「20.豊橋の恒例行事」への1件のフィードバック

  1. 私もここ12年来自分でカットしています。
    日本に行った時たま~に美容院に行くので3年に一度というところでしょうか。
    元ピアニストで今絵描きさんだけど、本業?はピアノ(&アート&日本語)の先生ではありませんか?
    50歳でリセットかぁ~、いいですね。
    私も50歳になった時「人生の半分終わっちゃった!」と思いましたが、実は半分以上でした(半分だったら100歳まで生きる計算ではありませんか!気付くのが遅い、笑)
    60過ぎたら「人生は限りなくある訳ではない」と思い始め、毎日を楽しく過ごすことにしました♪

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