「吉良温泉・親子旅行」の続き。夕食の後はお待ちかね、きみどり家恒例のゲーム大会。って二人だけど(笑)。
うちでは私が小学生の頃から、何かあるたびにゲーム大会。それもテーブルゲームを買ってくれるわけではなく
「みかんの皮を針で吊り上げるゲーム」とか「紙の上で鉛筆をすべらせて、飛行機を飛ばすゲーム」とか、すべて父の手作り。
当時流行っていた「人生ゲーム」や「モノポリー」はついに届けられることはなく、気がついたら私が同じことをしていた。ピアノの発表会が近づくたびに
「すごろくを自分たちで作りましょう!」
三つ子の魂、百まで。ゲームの得点表まで手作り。というところも同じ(笑)。
中学生になり、友人宅でやっと「モノポリー」をする機会に恵まれ、ものすごく興奮した。なのに。楽しくはあるが、涙を流し体を丸めて大笑いするほどのことはない。そして気づいた。
「一緒に遊んでくれる父が、心から楽しそうだったから、私も転げ回って大笑いできたのだ」と。
さて。部屋に戻りワインなぞ飲みながら、まずは「花札」。きみどり家のルールに従い点数をつけていく。
あかたん、あおたん、月見で一杯、猪鹿蝶。だんだん燃えてくる〜。ゲームにすぐ熱中する家系なのだ。
後半はスペインのゲーム「ビンゴ」。日本のビンゴとは違い、数字の刻まれたコマを順に並べていく(写真)。
「お母さんの席はここね」
父が、空いたテーブルに同じように持ちゴマを配る。そして。そこに順番が来ると、母に代わって父がコマを動かす。
「ママが勝っちゃったじゃん」「強いな、お母さん」
三年前にまでは、四人でしたゲーム。きっと今頃、天国で大笑いしているはず。
翌朝は、海の見えるレストランでバイキングの朝食。しめは再び「抹茶」。さすが西尾。オーレ!
一泊二日の親子旅行も無事終了。また次回が楽しみです。お父さん、いつもありがとう!
(明日に続く)