9月の新学期と共に毎日「ピアノレッスン」の日々が再開した。土曜日は片道2時間かけてバスを乗り継ぎ「陶器教室」。
そして。50歳になったらやろうと決めていた「ジム通い」。に、ついに申し込んだ。というかまずは「お試しコース」へ。
「まずはマシーンの使い方を説明しますね。何でも自由に試してみて下さい」
お姉さんは優しい。スタイル抜群で筋肉モリモリ。お試しコースと言っても、ジムの設備や環境を試したいのではなく
「自分がはたして耐えられるのかどうか」
を試したいのだ。ということは、黙っていた。お姉さんは私のジム通いの目的を優しく尋ねてくれる。
「筋肉をつけたいんです。が、やせては困るんです」
お姉さんは深くうなずき、私をマシーンへと案内した。聞けば、全ての運動は「上半身と下半身」のトレーニングがセットになっているらしい。
「まず、それぞれ12回。これを4セットやってください」
4セット。かなり衝撃だった。でも、お試しコースでくじけるわけにはいかない。汗をかきかきなんとかクリアー。
「では次はこれとこれを。それぞれ12回を4セット」
なるほど。この辺で仕組みがおぼろげながらわかってきた。腕が疲れても、その間に太ももを鍛えるなどして、疲労が重ならないようになっているのだ。
「では次・・・」
肩、腕、二の腕、背中、太もも、ふくらはぎなど、明らかに鍛えているところがわかる。というのはちょっと感動だった。
やはり家で、寄ってくるオウムを足蹴りしながら鉄アレイを持ち上げているのとはわけが違う。
その時、私の目の前の鉄棒に、お兄さんがぶら下がった。ケンスイ、と言うのだったか。腕を曲げて顔を鉄棒の上に引き上げるあれ。
すごーい。と思いながら見ていた。が、お兄さんの腰にはなぜか、太い革のベルトが巻き付けられている。
「はてこれは?」とよく眺めてみると、なんと。お兄さんの革ベルトから、直径30センチくらいの鉄の円盤がぶら下がっているではないか。
「ひえええ〜」
それも円盤は、親指大の鎖でジャラジャラとつながれており、なんかカトリックの修行僧が自分を痛めつけるめに行う「苦行」のようなのであった。
ついでにお兄さんの顔立ちも、スペインの宗教画に出てくるキリスト像に似ていて、そこだけ修道院的雰囲気を醸し出していた。
さすがスペイン。肉体に苦痛を課すカトリック。昔は修道院で。今はジムで(笑)。
さて、なんとか1時間の「お試しコース」を無事クリアー。できそうな手ごたえを感じ大満足。まずは週二回のジム通いをスタート。
「ムーチャス・グラシアス」
出口でお姉さんに声をかけると、思いがけない言葉が帰ってきた。さすがジム。ピアノや陶芸教室とは違う。
「しっかりプロテインを取ってね!」
筋肉への道は、今まだ始まったばかり。その言葉通り、テイクアウトの「ローストチキン」を買って帰った。
ダメだ!読んでて笑いすぎました。
momoさんが次に会った時にマッチョになっていたらどうしよう!
momoさんにマッチョは似合わないわ・・・マッチョなピアニスト、マッチョなアーティスト・・・ちょっと違う~~(笑)
もっとヨガとかそういうゆっくりと全体的に体力が上がるのがいいような気もしますが。(って自分はヨガのような動きが遅いのは好きになれないんですが)
私はクラシックバレエのレッスンに1年弱行ってたんですが足腰も丈夫になるし筋肉も美しく付くと思います。
体調崩してからやめてしまったので足腰の衰えが顕著です。
今は天気がよければ近所歩きに励んでます。
バレエまた行きたい気もするけど、ピアノとスペイン語の出費でいっぱいいっぱいです。
(ピアノ、止まらずに弾ける曲がありません。どうしたら止まらなくなるでしょう?やっぱり練習あるのみですかね?楽譜を目で追っていて指が間に合わないので、曲を覚えてないってことでしょうね。楽譜がないと弾けません)
ところでmomoさん!一週間のうち休日が無い気がするんですが・・・大丈夫?
はっはっは。マッチョなアーティストって。確かに違和感あり。ですね。週二回ではあまり筋肉がつくとも思えませんが「うんうん」言いながらマシーンと格闘しています。
ピアノを止まらずに弾けるようになる方法はいくつかあります。本当にそばにいたらレッスンするのに。これはいくつかの反射を高めるトレーニングを一緒にすることにより解決できます。いつか機会があったらみてあげます!
ギャラリーにピアノがあったらなぁ(笑)展示会ついでにピアノレッスンできるのに。