夕暮れジントニック

太陽が出て23度まで気温が上がると、体調がいい。明らかに。私は体温が低いので「暖かい」だけで幸せになる。

そろそろ冷たい飲み物は終わり。赤ワインやホットワインの季節になる。そこで今年最後かもの「一人テラスジントニック」。

というのも、今日最後のレッスンが急きょキャンセルになり、ぽつっとできた一人の時間。

なんて贅沢な夕暮れタイム。だから「スパイス」なども入れ、グラスのふちもちゃんとオレンジでなぞって。

スペインで「ジントニック」を頼むと、必ずこの丸いグラス。なので、日本で昨年飲んで細長いカクテルグラスで驚いた。

テラスで海を眺めながらちびちび。なんて贅沢なひと時。ふと見れば、空と海の色とグラスの色が同じ。きれい〜「写真)。

全てが淡いピンク色に染まっている。私の大好きなピンク。緑色、黄色の次に。だから私の名前は「もも(桃)き(黄)みどり(緑)」。色でできている。

ピアニストの頃から、私は強烈に色に惹かれていた。このアーティスト名をつけた時、まさか将来自分が「絵を描く」なんて思ってもいなかった。

人生は不思議だな。そんなことを思いながらグラスを傾けていたら、友人からメッセージ。

「今からうちで一緒につまもうよ!」

思いがけず食前酒となったジントニック。友人宅に駆けつけると、すばらしいおつまみがテーブルにずらり(写真)。オーレ!

レッスンのキャンセルがくれた、宝物のような時間。美しい夕暮れと友情と。波一つない地中海から届けられる凪の夜。

これぞマラガ。この安定感に抱かれて私は生きている。だから今期はマラガの「白い村」を描く。案内役の猫と一緒に。

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