楽譜でコラージュ

南スペイン・アンダルシアの白い村に住む、羽の生えた猫「アラモール」。このシリーズはまず「楽譜」にペイント。

さらに「コラージュ」することに決めた。猫の絵の上に、カーテンや扉、イスやテーブル、ワインやグラスなどを貼り付けていく。

これも楽譜に描いて、ハサミでチョキチョキ。ピアニストだった頃は「楽譜を切る」なんて考えられなかった。

それがペイントアーティストになってからというもの、全てが「素材」に見える。演奏家にとってはバイブルのような楽譜さえ

「これを何かに使えないか」

と頭から湯気が出そうなほど、じっと見つめてイマジネーションを羽ばたかせる。

今回は「しっかりと描き込む」のでなく、「落書き風」のスタイルにしたかった。楽譜の持つ味わいを活かして。

まずはざっとイメージして、コラージュ用のパーツを猫画の上に置いていく。もちろん貼るのはまだまだ先。

風が吹いたら、絶対困る状態(笑)。そこで、はたと気づく。

「頼むぞ、オウム!飛んでこないでね」

今、羽ばたかれたら大惨事。抜き足さし足でドアを閉め、キッチンの中へ閉じ込める。こうなったら、盗み食いや鍋で水浴びなどは何でもない。

レッスンに来る子供たちも、うちに入るやまずテーブルに近寄って行く。ピアノよりアトリエに興味津々。

「うわ〜、おもしろそう!」「一緒にやりたい」「これ全部楽譜だー」

なんとか週末、このコラージュパーツを片付けたい。なにしろ来週の日曜日はもう「秋の発表会」なのだ(汗)。

30人近く集まるので、そのスペースを作るためアトリエの画材はしまい、家具を大移動。さらにイスの用意、食料品の買い出しと、リストは続く。

なんだか毎日、毎週が「王手!」の連続。あ、そういえば今週末は結婚式があった。その服や靴も用意せねば。お祝儀も。

あ、発表会のプログラムも作らないと。でも。ここはマラガ。その前にまず、ワインを一杯飲むことにしよう(笑)。

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