「地中海に住む人魚」像。いよいよデティールを完了させる。ゼロから始めてここまでのべ10時間ちょっと。これが私のペースらしい。
今回は「いくつもの面&段」を作ることに夢中。下書きも予想完成図もなくいきなり作る。ので、自分でも
「これからどうなっていくのかわからない」
ところに発見や驚き、刺激がある。下書きがあると、その時点で一気にモチベーションが下がってしまうのだ。
「自分の中からいったい何が出てくるのか」そのことにライブで向き合いたい。集中したい。ので、資料や他の物に目や心を動かすことがすでにだめ(笑)困ったもの。
絵もしかり。今期は「地中海に住む猫アラモール」を、時間があればラクガキ&スケッチしている。
これももちろん「いきなり描く」から楽しいわけで。真っ白な紙に先もわからず描く緊張感や刺激、時に不安(笑)がいい感じ。
地中海に住む人魚と猫。立体と平面。2つの世界を同時進行。陶器教室の仲間からは
「メキシコのマヤ系の土偶っぽい」「インドの女神像?」「土の中から掘り起こされた系」って(笑)なんだかなぁ。
さて、人魚像。来週からいよいよ「色つけ」に入る。やっと念願の「色」との対面。どんな新しい世界が開かれるのか。未知の世界にわくわく〜。
そういえば、乗り換えバスを待つ間。いつも朝食に駆け込むバルではお兄さんが
「いつものね!」
と言ってくれるようになった。ミルクコーヒーと、生ハムのサンドイッチ(写真)。お店を出てからバナナやクルミ。たまにチーズ。
美大にも音大にも行かなかった。それでも私の毎日は、絵と創作と音楽でできている。元会社員の私があるから、アーティストとしての今の自分がある。