「秋の発表会」も無事終了!お忙しいところお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。
すばらしい演奏をしてくれた子供たち。ドキドキしながら弾いてくれた大人の生徒さんのみなさん。その真摯な姿、真剣な眼差しに心を打たれました。
普段は「まちがいを直す」のが私の仕事の1つです。でも今日は、ピアノに向かうあなた方の横で
「無事最後まで弾けますように!」
と、ひたすら祈っていました。みんなの指が鍵盤の上で震えるのを間近で見ながら、全力でエールを送っていました。
どんなに助けてあげたくても、一度演奏が始まったら、自分で最後までたどり着くしかありません。たとえまちがえても。頭が真っ白になっても。
今日は全員が、最後まで自力で弾き切りました。すばらしい勇気、チャレンジ精神。心から誇りに思います。
震えても弾く。だからこそ、手にできる充実感と笑顔がある。この写真を見て、そんな事を思いました。
あなた方の勇姿はお父さんお母さん、会場にいる人たちの心を、笑顔と涙でいっぱいにしましたよ。そして、私の心をも。
ありがとう。20年こうして「発表会」をしているけれど、毎回心が震えます。そして
「一生懸命やるってすばらしい!」
と、改めて思います。今くたくたになりながら、先生はみんなのいなくなった家で後片付けをしています。体はくたくたでも心は羽が生えたよう(笑)。
さあ、また次の「春の発表会」めざして一緒にがんばりましょう。もう次に弾く曲を決めている子もいましたね。冬休みの間に新しい曲を決めておきましょう。
最後になりましたが、こうしてピアノのレッスン通わせてくれるお父さんお母さんに、みんな「ありがとう!」って伝えてね。