恒例の親子旅行

毎年恒例の親子旅行。今年は伊良湖へ。父の77歳のお誕生日祝いもかねて。なので、スペインからバースデーろうそくをこっそり持っていく。

「え〜っ!いいよー」と言う父の手に無理やりろうそくを持たせライターを頼む。それがあんまり勢いよく燃え上がったので周りのテーブルが振り返る〜(笑)

久々の温泉。体の芯まであったまる。これぞニッポン!露天風呂から眺める伊良湖岬と太平洋のダイナミックなこと。ジャグジーあり。みかん風呂、炭酸風呂あり。極楽じゃ〜。

久しぶりの温泉&浴衣でリラックス。夕食後は部屋に戻って恒例のゲーム大会。スペインの「ビンゴゲーム」と日本の「花札」に燃える。勝負に情けなし!

マラガ空港で買ったワインも持参。ベッドの上に寝っころがって「猪鹿蝶!」。ゆったりとした時間はあっという間に過ぎていく。

家族旅行が4人からいきなり2人になった3年前。母とベラが他界して四年目を迎える。

「はい、次はお母さん」

父はいつもゲームの札を母の分も配る。そして母の代わりにゲームをする。

「ええーっ、お母さんが一位!」「かわいそうに。また最下位だね、お母さん」「あ〜お母さんにやられた」

姿は見えなくても、肉体はここになくても

「私たちが思う限り、その人は存在する」

それはベラの言葉。もちろんその時、彼は自分の亡くした家族や友人のことを指して言っていたのだけど。

今年もあと1週間。こうして笑って年末年始を迎えられることに感謝したい。お父さん、どんな時も私の人生を応援してくれてありがとう!

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