日本で飽食の日々

日本に着いてから「飽食の日々」が続く。スペインでは毎日自炊、外食は週に一度しかない。3食お腹いっぱい。おいしいからつい。あぁ、なんて誘惑の多いニッポン。

時々自分のシンプル食生活が恋しくなり、先日もクリスマスなのに

「セロリの束」

を持ってムシャムシャと食らいついていた。これを小さくカットしてはいけない。枝だから、食欲がわくのである。

うまく言えないが、日本は全体に「小さくカットする」「素材の形を変える」ことが多い。そこに技や美がある。とさえ言える。

が、スペインでは「盛り付け」「デコレーション」より「素材」が大切で、けっこう野生的、原始的、あるいはとてもシンプルな盛り付けが多い。

スーパーに行くと「お惣菜コーナーのあまりの豊かさ」にくらくらする。全部を味わおうと思ったら、これだけで1ヶ月かかるのではないか。壮大なプロジェクトである。

「お惣菜コーナーがそのままスペインへ移動してくれたら!」

そう夢見る日本人は少なくない。私たち長期滞在者が食事をすると、最後は必ず「食べたいもの」の話になる。だから日本滞在中は

「一食さえ無駄にできない」と思いながら必死で食べまくる。たとえ2、3キロ太っても、マラガに戻って自炊で痩せればいいのだから。

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「日本で飽食の日々」への2件のフィードバック

  1. あっはっは~、同じです。
    日本に行ったら、こちらでは高くて手が出ないものや手に入らないものを思う存分食べられる!のが楽しみ。
    でも日本の外食や出来合い物は全般的に味が濃いので、結局日本でも自炊になります。
    次回はおいしいお茶の葉やふりかけ、餅や味噌なんかもスーツケースに詰めて帰れるといいな~、重いけど!!

  2. そうですよね。食料品はとても大切。いつもスーツケース規定の重量ギリギリまで詰め込んでるので、持ち上げた感じで「あ、23キロ超えたな」とか、わかりますよね(笑)

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