スペインと日本。地中海と伊良湖岬。２つの海。このすらりと伸びる海岸線が、いつも私の心の中にある。
豊橋の前に住んでいた蒲郡市。ここにも海があった。竹島の浮かぶ三河湾。よく泳いだりあさりを取ったりした。
私のふるさとは、いつも「海」を持っている。蒲郡、豊橋、マラガ。そういえば5年間住んでいた名古屋にも海がある。
海は、私の大切な人生の一部。たとえいつかもう泳ぐことはなくなっても、近寄ることさえなくなっても、海は存在し続ける。心の中に。
私が一番辛い時、人生で何度か「もう立ち上がれない」と思った時でさえ、海はひたすら波打っていた。まるで
「人生は続く！ここで終わりじゃない」
と教えてくれるかのように。そして海は、その姿で「無限の可能性が広がっている」ことをいつも私に教えてくれた。
2019年。また新しい航海が始まる。どんな荒波、嵐が待ちかまえているのか。そしてどんな新しい自分に出会うのか。楽しみにしたい。
