誕生日のお祝いランチ。ハビ吉、ダビー、アウローラと約束はしたものの、もちろん予約など入れていない。
スペインでは誕生日を迎える人がごちそうする。もちろん私達はいつも割り勘だが、少なくとも会場くらいは決めてあるのがふつう。
「テーブルの予約もしてないの?誕生日なのに?」「その辺の店に適当に入ればいいじゃん」
まるで無頓着な私に心底呆れるダビー。その後をハビ吉がつなぐ。
「そんなことだろうと思って、僕が予約を入れといた」「うそ・・・」
言葉を失う私の横で、安堵のため息をつくダビー。
「もものこと、わかっててよかった」
小春日和のマラガ。51歳のバースディランチは地中海を眺めながら。なんて贅沢。素朴な造りのレストランがバケーション気分にさせてくれる。
聞けば「本日のおすすめ」は「ハンバーガー&サラダ」とのこと。それが頼んでびっくり。ものすごいボリューム。飲んで食べてこれで一人15ユーロ。
これぞマラガ。太陽と海が毎日の中にある。そして私たちの心の中に。さすがにお腹いっぱいでケーキはなし。その代わり・・・
「マドリッドまでの往復チケット、買っといた」
ハビ吉がぶっきらぼうに言う。私の目の前に鍵をぶら下げながら。
「これ。マドリッドのマンションの鍵。失くさないように」
ゴッホの展示会は2/26日まで。なんとかギリギリ滑り込めることになった。なにしろ3/3までマドリッドは「現代アート祭」なのだ!オーレ!
そこらじゅうで展示会が繰り広げられている。楽しみ〜。それを聞いていたダビーがぽつり。
「僕も行こうかなぁ、マドリッド」
ハビ吉のマンションに?そんなに泊まれるの?まさか床に雑魚寝?
ま、チケットと宿泊先は確保されたので、細かいことは現地に行ってから考えよう。
Javi, David, Aurora muchas gracias por estar conmigo más de 20 años. Os quiero mucho. Besos