この日は現代アート展「Art Madrid」へ。先日の「Just Mad」がっかり事件もあり、実はあまり期待していなかった。
ところが。会場に入るやおもしろい作品に次々と出会う。作品の量も質も断然いい。心を奪われてふらふらと歩き回る。楽しい〜。これで15€なら大満足。
そして。うれしい出来事が2つあった。1つ目は会場で「ライブペイント」できたこと。
「壁にペイントできるんですか?」
そっと尋ねると「ええ、どうぞ」と、マーカー箱を手渡してくださる。床に座って極太黒マーカーを手に描いていると、次々と人が集まって来た。
お声もかかるし、笑顔も生まれる。これぞアート。とてもうれしかった。私の信条である
「アートは人と人とを結ぶ。そのエネルギーこそアート!」
それを実践できて、本当にうれしかった。ほんの一部だけど「Art Madrid2019」に参加することができたのだ。
この経験は、自分のめざすアートが「コミュニケーションアート」であることをはっきりと教えてくれた。
「アートで遊ぼ!」
アートは生きもの。アートは行動。アートは動詞。私にとって作品は、見知らぬ者同士が「笑顔と感動」で結ばれる橋渡しの役割を果たすもの。
だから「額にはいったもの」を「見る」だけの展示会に、自分のアートは当てはまらないことを改めて再認識した。
そして。2つ目のうれしい出来事は「Tシャツペイント」にお声がかかったこと。これからの「もも衣」は大きく変わる。その確かな予感、手ごたえをはっきりと感じた。
「知らない場所に一人で行って、笑顔になって帰って来る」
そういう場所を、私自身が創り出したい。この日の私に起きたように。その決断、決意に一人「バラ色」のロゼを掲げて乾杯した。