今日から始まる新企画は、じゃじゃ~ん!「日西・びっくり同音異義語」です。
「日本語」をベラに教えていううちに、気がついたのですが
日本語とスペイン語には、実にたくさんの同音異義語があります。
たとえば
「バカ!」
これ、スペイン語にもあります。意味はもちろん、日本語とちがうけれど。
スペインでこう言われても、怒らないように。とても愛らしい動物のことなので。
これぞ、同音異義語の神秘。
その驚くべき事実を、これから少しずつ、みなさんに紹介していきたいと思います。
そもそも同音異義語が起こるのは
日本語とスペイン語の母音が、同じ「あ・い・う・え・お」であることに始まります。
スペイン語の発音の仕方は、英語やフランス語などとちがい
べたべたの「カタカナ読み」でいいので、
「MESA(机)」は「メサ」、「TE(お茶)」は「テ」と、そのまま読めばいい。
つまり「目さ」、「手」と言えば、自然にスペイン語になっている、というわけです。
ちゃんと、スペイン語に聞こえる~!
みなさんは同音異義語を、「スペイン語をおぼえる」のに使えそうですね。
まず、今日はこんなところから始めてみましょう。
【バカ】
ベラが最近よく「ももの、ばか・・・」と言うようになりましたが
わたしにはどうも、「ももの、牛・・・」というふうに聞こえます。
というのも、「バカ」は、スペイン語では【牛】なのです。
だからスペインへ来た際は、みなさん安心して
「バカ、バカ!」
と叫べますね、ただし、
「えっ、どこ?」
って、みんな寄ってくるかもしれません。
【カバ】
まさか、「バカ」の反対の「カバ」にも意味が?
あります、あります。
発音もまったく同じ。
「カバ」は、スペイン語ではなんと、【シャンパン】の意味です。
イメージ、ずいぶんちがいますね。
訓練の仕方としては、これからTVで「カバ」を見るたび
すかさず「シャンパン」の図を思い描き
「乾杯~」
と右手を掲げながら、言うことですかね。
ちなみに動物の「カバ」は、スペイン語で「イポポタモ」と言います。
かわいいでしょ。
(「日西・びっくり同音異義語・2」につづく)