【一日一作プロジェクト】5月7日は満月。「捧げものアート」を扇子で。青い満月がこの世界を清めてくれますように!「青月舞(あおづきまい)」。
「まずは玄関のシーツを引っぱがそう」
朝から「玄関」へ突撃。これまで、週一の食料品の買い出し以外、ドアを開けることすらなかった。ので、家自体が「開かずの間」のようになっている。
うちでは玄関が「感染防止スペース」。なので、カーテン代わりのシーツがだらしなくぶら下がっている。もう必死の思いで設置したのだが、鍵で打ち付けてあるので
「開け閉めできるカーテン方式」
にしよう。ひもを張って。春らしく生成りの布をぶら下げて。これまでドアを半開きにして行われる井戸端会議で、私の背景は
「だらりとぶら下がったストライプのシーツ」
だった。ま、20年も仲良くやっている方々なので、今さら驚くこともない。この非常事態においては
「感染してなければ全てよし」
なのだ。とはいえ、2日前から「夜8時の散歩」も始まり、いよいよ
「外へ出る時がやってきた」
1ヶ月半ぶりに。重い腰を上げ「出入りできる玄関」へ変身させねば。まずその第一歩として、玄関で一番邪魔になっている
「解体した棚の廃材」
の撤去から。1ヶ月前からずーっとそこに居座っているので
「もう玄関の一部」
になっている。最初は目障りだったのに、ビジュアル的にもすっかり慣れてしまい、もう違和感はない。まずは、これを捨てるところから。
「一応、捨ててもいいのか、マンションの管理人さんに確認しよう」
こんなことで罰金になったらえらいこっちゃ。海辺の散歩だって、パトカー&ポリシア(警官)が見守る中で。なのだ。必死の思いで、この2メートルある板数枚をゴミ捨て場まで運び出し
「そこの人、身分証明書を持ってこちらへ」
などと、警官に呼び止められてはたまらない。捨てるのは明日なので、まず廃材を運びやすくまとめる。そのついでに
玄関の「感染防止スペース」を大整理。ほぼ6時間、立ちっぱなしだった。オウムには「鏡」をプレゼント。汚れたり傷ついたりしているので
「もう好きにして!」
そして午後8時。ゴミ捨てついでに海へ!今日は2番のり。波打ち際をバシャバシャと歩いていたら、サーフィンボードを抱えた青年たちが次々と現れた。
丸い月の下でサーフィン。東の空に、まだ光を持たない白いおぼろげな月が浮かぶ。「青月舞」。青い満月が、この世界を清めてくれることを祈りたい。