【一日一作プロジェクト】うちわを使って「地中海のブリサ(そよ風)」を作った。って、ほとんどうちわが見えないけど(笑)。今日はサプライズがあった。電話を取るといきなり
「もも、今すぐテラスに出て!」
「えっ、えっ???」と思いながら、スマホ片手にテラスへ。
「テラスに出た?そしたら外を見て!」
わけもわからぬまま目の前の海へ目をやると・・・なんと!そこにTシャツ姿のハビ吉が飛び跳ねていた。
「ももだと思うけど、念のため手を振って」
言われるままに手を振る。本人の確認が終わったところで
「何してんの?そこで」「会いに来たんだよ!3ヶ月ぶりに」
「なんで前もって連絡してくれなかったの?」「だって家にいるってわかってるじゃん」
そうだけど。ノーメイクで。作業着で。
「海岸通りでコーヒーでも飲もうよ!fase 1 になったお祝いに」
うちのマンションの前で飛び跳ねている元気な姿を見ていると、なんだか懐かしさでいっぱいになる。
「あきらめて生きていた」
気がする。なくても仕方ないと言い聞かせて。外出も外食も。友達に会うのも。ほぼ3ヶ月の間、誰にも会えなかった。ノーメイクだって、もうどうでもいい。
「今からそっち行くよ!」「ハグは禁止されてるから」「わかった」
3ヶ月ぶりにハビ吉と再会。マスクをして、ハグなしで。カルロスも自転車でセントロから駆けつけてくれた。
「海で写真を撮ろうよ」
誰かに写真を撮ってもらう。そんなことさえ忘れていた。あまりに一人の時間が長くて。
「笑いかける人がいるから、笑顔になる」
まさかこの時「海を見ながらコーヒー」プランが「サンセットディナー」に突入するとは、誰も思っていなかった(詳しくは明日、写真付きで紹介します)。
さて。最近「フレンチトースト」に目のないオウム。大好物のイチゴも、そろそろ終わり。メロンやスイカ、桃やさくらんぼが登場し、すっかり夏の気配。
「地中海のブリサ(そよ風)」
を、うちわで(笑)人力で。そんな呑気なことを言っていられるのもマラガだから。お隣のセビージャ県は、今日すでに36度あった。暑っ。5月で。信じられない。
コロナウィルスも、暑さや湿気に弱いといいのだけど。さすがに最近、マスクが息苦しくなってきた。パンデミックの終息を心から祈って。