【一日一作プロジェクト】今日はもも衣「天の川を泳ぐ鳥」を作った。そして。さっそく2メートル級の「粗大ゴミ」の片づけ&運搬に取りかかる。
「棚とテーブルを解体した廃材を自力で」
ゴミ捨て場まで運ぶ。2メートル級の板が8枚。プラス大小様々な板や棒。金具。かなりのカサと重量。いくら「コロコロ付き運搬カート」があるとはいえ
「軽く3往復」
それも、マスクをしながら!ここが問題。肉体労働にマスク。食料品の買い出しとは、わけが違う。
「何が私を待っているのだろう」
一瞬、嫌な予感が走る。が、ま、やるしかない。なにしろ3ヶ月近くうちの玄関スペースを占領していた粗大ゴミ。この時、もちろん私は知らなかった。
「この後、自分を待っているものに」
さて。コロコロ付き運搬カートに板を乗せ、ゴム紐でぐるぐる巻きにして、ゴミ捨て場へ。途中、板の重さでゴムが緩み、道端で全てやり直し。あぁあ〜。
この時点で、汗だく。息が苦しい。一回。二回。ゴミ捨て場と家を往復するたび、汗は吹き出し、息苦しさは増す。三回目。よろよろと出発。最後の力をふり絞る。と、その時・・・
「大丈夫ですか?手伝いましょうか」
声のする方を振り返ると、マスク姿のおしゃれなお兄さんが立っていた。私はといえば全身スポーツウェア、汗で髪は顔にこびりつき、マスクと熱気でメガネは曇っている。
「あっ、いえ、大丈夫です」
そう答えたとたん、信じられないことにバランスを崩し、ゴミ捨て場のコンテイナーへと倒れ込んでいった。
「あぁあ〜〜〜〜〜」
あわてて板を支えるお兄さん。結局、無理やり手伝わせることに。これぞ粗大ゴミが結ぶ縁。なんだか映画の出会いのシーンのようだが
「曇ったメガネの奥からでは何も見えない」
のだった。マスクよ!勘弁してくれ。酸欠で倒れそうになったではないか。それに「帽子とメガネにマスク」では、顔のほとんどが覆われ、怪しさハンパない。
「天の川を泳ぐ鳥」
を作ったせいか。思いがけない出会いがあった(笑)たとえ一瞬でも、私たちの人生は交差した。粗大ゴミのおかげで。人生は出会いに満ちている。