【一日一作プロジェクト】黒い服をピアノに見立てて「音玉夜曲(おとだまやきょく)」を作った。今日はFase2の初日。制作作業を午後6時に切り上げ
「午後6時半には散歩へ!」
実に3ヶ月ぶり。これまで散歩は夜8時まで待たなくてはならなかった。それが今日からは
「いつ散歩に出かけてもいい」
本当に?大丈夫?ビーチに座っていいんだよね?泳いでも罰金にならないんだよね?って、みんな半信半疑(笑)確認メッセージがいくつも入る。
うちの近くにあるビーチ「ペニョン・デル・クエルボ」が、私の定番散歩コース。スペインは日本より2時間半ほど日の出入りが遅く、午後6時半はまだ日差しがきつい。
「うわぁあ〜なんじゃーこの夏モードは!」
ビーチが一変。タオルを敷いて寝転がる人、泳ぐ人、遊ぶ人、釣りをする人。初日からもう波打ち際が「水着」と「クーラーボックス」に占領されている。
「なんてみんなうれしそうなんだろう」
見ているだけで幸せになる。本当にこの日を待っていた。3ヶ月。散歩は朝と夜だけで、目的がなければ昼間は出られなかった。今年はスペインに「春」がなかった。だからこそ
「夏は楽しみたい!」
そんな強力なオーラを感じる(笑)「のんびり羽を伸ばす」ことさえ、正直忘れかけていた。くつろいだ表情のマラガっ子の姿を見ると、まるで感染が嘘のように思える。
「どうかこのまま生活が続けられますように」
まだバスには怖くて乗ることができない。だからセントロの様子は想像もつかない。が、いつか自分なりに「完全再開」を決める時が来るだろう。
「音玉夜曲(おとだまやきょく)」
黒い服をピアノに見立てて。今日から「君が代」を暗譜しながら最終調整に入った。さすがに国歌なので
「こんなにコードもメロディラインも、大胆に変えちゃって大丈夫かなぁ」
と思いつつ「うわーっ、かっこえー」って一人で盛り上がる(笑)それを冷静に見つめるオウムの目。時々、不思議な音で何やら呟いている。
あ、まさか「君が代」の録音にも参加するつもりでは。。。寝ててもいいけど、鍵盤の上を歩くのだけはやめてね。