【一日一作プロジェクト】ギターを使って「地中海小夏ボッサ」を作った。スペインは緩和が進み、友人宅へ遊びに行くことも、食事することもできる。
「ももの家にお茶しに寄るよ」「歩ける床がないけどいい?」
これ全て、外出禁止令と共に始めた「一日一作プロジェクト」のせい。制作スタート時は外へ出る事もままならず
「コロナウイルス・エピデミックの終息を祈って」
ひたすら家にこもって制作していた。が、いよいよ今週からFase2になり、さらに来週はFase3へレベルアップ。世界がどんどん外へ向かって開かれつつある。
「で、いつまで『一日一作』続けるの?そろそろ片付けて、友達を呼べる家にしたら?」
その通り。なのだが、もう止まらないのだ。毎日ハンを押したように「作り、ブログにアップする」を続けた結果、それがいつのまにか私の生体リズムとなり
「心地よくなってきた」
のだ。これまでの私は「やり始めるのは大好き。でも完了することなく、やりかけのままほかっておいて、新しいものに取りかかる」パターン。フォーエバーだった。
ところが「一日一作」と銘打つことで、完了していく。すっきりと。すがすがしく。いくつかの作品を同時進行はしているが、朝起きて
「さて、今日は何を試そう」「何で遊ぼう」
と、思うだけでよい。実験。アートラボライフ。で、話を戻すと、テーブル、イス、床が「制作中の作品」でいっぱいなので、それをよけて歩く。暑くても細かい作業の時は
「窓は開けられない」
ので、服を脱ぐ。目の前は海。潮風がどばーっと流れ込んで、コラージュパーツを何度も吹っ飛ばしてくれた。そんなわけで
「いろんな物をよけながら歩いて、風のある日は窓も開けられない」
状態でもよければどうぞ。という条件つき。で、気がついたら「人類未踏スペース」となって、はや3ヶ月。こんなこと、20年に渡るスペイン生活で初めて。
「地中海小夏ボッサ」
ボサノバを聴きながら、波の音をイメージして作った。午後8時半過ぎ。夕暮れの浜辺をマスクなしで歩く。あぁあ、なんという開放感。どうか第二波が来ませんように!