【一日一作プロジェクト】黒シャツで「闇夜舞(やみよまい)」を作った。今週からさらに外出緩和が進み、私も意を決して始動開始。最近何をやっても
「3ヶ月ぶり」
なので、かなり緊張。外食する。友達に会う。バスに乗る。手続きをする。そして今日は
「友達の家へ行く」「ランチを一緒に作る」
これだって、大きな一歩。ハヒ吉に引きずられるように「新たな日常」へと踏み出す。さらに。
「IKEAへ買い物」「解体して車に積み込む」「家具を組み立てる」
ものすごい冒険(笑)。私はずっとほしかったキッチン用品コーナーに突進。実は外出禁止令が続く間、珍しく取り組んだ料理の際に
「3個の小鍋と、2個のフライパンを焼き焦がした」
のだ。泣く泣く捨てざるをえない状態で、ここ2週間は料理をするのも大変。
「茹でて(炒めて)すぐ洗って、また使う」
あまりにも不便すぎる(涙)。さて。ハビ吉のマンションで久しぶりにテラスランチ。青空とそよ風が気持ちいい。ワインで乾杯したら一気に眠気が。
「昼寝させて」
勝手にベッドに転がり込むと、モップを手にしたハビ吉がやってきた。
「ももが昼寝している間に、僕は掃除しておくね」
なんという。「手伝う」という機能は、眠気の前にまるで作動しないのだった。その辺にあったシーツを適当に引っかけて丸まっていると
「どうしてそんなぐちゃぐちゃで寝られるんだ」
丸まったシーツははぎ取られ、宙でふわっと広がったかと思うと、再び私の上に降りてきた。
「この方が気持ちいいよ」
なんて家庭的なんだ。それに比べ、私はまるで「犬」のよう。どれだけぐちゃぐちゃでも眠れる。肩を揺さぶられて起こされるまで、爆睡していた。
「上の階の人、うるさかったよね」「えっ、何も聞こえなかったけど」「うそ。すごい音だったじゃん」
犬は、危険な音でなければ平気で寝ているものなのだ。ベッドから起き上がると、家はピカピカになっていた。さすがに申し訳なく思い
「おやつ買ってくるよ」
子供か(笑)。夕方からハビ吉の親戚家族が訪ねて来て、久しぶりにお茶&おしゃべり。これだって「3ヶ月ぶり」。
「毎日が新しいスタートの連続」
それが、今のスペイン。コロナウィルスとの共存生活、二回戦はいかに。なんとかうまくやっていきたい。
「闇夜舞(やみよまい)」
闇に浮かび上がる植物と生き物。私たちが眠っている間も「命の舞」は毎夜、くりかえし行われている。
共存。バランス。それが2020年に与えられたテーマ。という気がする。どんな夏が私たちを待っているのだろう。