【一日一作プロジェクト】ピアノバッグで「遊舞の川(あまのがわ)」を作った。朝から用事で久々にセントロへ。オフィスやお店を回るうち、異常事態に気づいた。
「人が・・・いない」
いったいどうなってしまったのか。いつもなら数人はレジ待ちしなくてはならない人気のショップでさえ
「一人もいない」
うそ。あわててスペインの人気店「Zara」をのぞいてみる。この服屋はいつ行ってもレジ待ち必須。5人、10人はふつう。勢いよく店内に足を踏み入れ、あまりの無人ぶりに言葉を失う。
「レジ待ちの客がいない。ってか、店内に客が2人だけ」
その1人が、自分なのだ。これは異常事態と言っていい。なんだか恐ろしくなり、他の店やショッピングセンターものぞいてみる。が、結果はほぼ同じ。
「人が消えてしまった」
忽然と。閉まっているお店がたくさんあるのにも衝撃を受けた。あんなににぎわっていたセントロが、まるで映画のセットのように閑散としている。すっかり悲しくなり、セントロを後にした。
その帰りのバスの中で、はっとする。そういう私も、ロックダウンの発令された3月以降、セントロでショッピングしたのは
「一度きり。夏のバーゲンもパス。そして今日、3ヶ月ぶりの用事&ショッピング」
まさに、これが原因。市民の外出が「必要最低限」になったせいで、町全体がゴーストタウン化しているのだ。夏のバカンス観光客が去った今、なんだか「しーーーん」としているセントロ。
「マスクのせいでおしゃべりが減った」
のも一因。なにしろ、人がいようといまいと「マスク装着」が義務づけられているので
「口数が激減」「長時間に渡る外出は苦行」
なのだ。暑いし息苦しいし。3ヶ月ぶりのショッピングなのに、目的のオフィスや店を効率よく回り、早く家に帰らねば。的な意識が働く。
「早く家に着いてマスクをひっぱがしたい」
今や、家イコール「マスクを取れる場所」「ゴール」「リラックススペース」なのだ。なんという。
さて。オウム用のシーツ・ジャングルジム。今日は「吊り橋スタイル」に。布だからどれだけでも自由に形が変えられる。
「毎日違うバリエーションを作り出せる」
その可能性に、オウムのおかげで気づいた(笑)かなりの感動。たった一枚の布から、ありとあらゆるバリエーションが生まれる。
吊り、重ね、引っ張り、垂らし、穴を開け・・・手を加えるたびに、目の前に思いもしない
「新しい空間が出現」
オウムも緊張しながら「吊り橋」をよろよろ。サーカス?(笑)バランスを必死で取りながら何度も挑戦。よしよし。
「遊舞の川(あまのがわ)」
音玉や音の精が、思い思いに遊び舞う。音楽が夜空に舞い上がり「天の川」ならぬ「遊舞の川」に。
実はこのピアノバッグ、母がプレゼントしてくれたもの。まさかこんな変身を遂げるとは(笑)母も空から見て笑ってるかなぁ。