【一日一作プロジェクト】ペイントもも衣で「夢咲(ゆめざき)」を作った。あれこれ用事をすませて帰って来ると、マンションではおやつタイム。
「もも〜、いいところに帰ってきた!」「今、手作り果実酒で乾杯するところ」「はい、グラス持って」
エレベーターのドアが開いた瞬間、これ(笑)さすがマラガ。の、庶民的地区。我らがエル・パロ。
「チューロスもお茶もあるよ!」
見れば、私がプレゼントした日本の急須と湯飲みが(写真)。にしてもエレベーターの
「ドアが開いてすぐ」
のスペースが会場。というのが、すごい。ま、20年以上お付き合いしているお隣さん方なので、気心は知れている。いつしか話題はフラメンコに。
「もも、踊ってよ!ブレリア」「オーレ!」
ここで「いや、ちょっと。こんな所で」というモードは、ついていない。
「じゃ、みんな手拍子してくれる?こんな速さで」
みなさんの手拍子に合わせて踊る。気持ちいい〜。マンションのエレベーター前で踊れるなんて。めちゃ楽しい〜。
「おお〜もも!すごい」「やるーっ」「オーレ!」
踊りって、生活の中で踊ってこそ。舞台の上で「披露する」「鑑賞する」前に、廊下やマンション、通りやお店で
「分かち合うもの」
マラガでは、踊りは日常生活の中に存在している。そして。瞬く間にみんなを笑顔にする。テラスに出れば、ピンク&ゴールドの夕焼けが。
「夢咲(ゆめざき)」
私は「夢」という言葉を、繰り返し使う。夢こそ、私を前に向かって歩かせる原動力。知識も技術もない私が、毎日迷いなく進んで行けるのは
「ひたすら夢に向かって」
歩いているから。大切なのは「方向」だ。スピードではない。私の羅針盤は「わくわく」。アートで、人の、社会の役に立ちたい。