【一日一作プロジェクト】レモン色の服をスカーフにリフォーム。プラス、ブローチアートで「光の花束」を作った。そのまま身につけてピカソ美術館へ。
「うそ・・・列がまったくない」
さすがマラガ市民のみ。ピカソ美術館に並ばず入場できるなんて。信じられない。本当に無料なのか。
これまで日曜日の閉館2時間前は無料だった。が、いつも大行列。50人くらいずら〜っと。夏場など100人とかは普通。横目に見ながら通り過ぎていた。
「時系列に展示されてるね」「たっぷり見よう」
絵画、スケッチ、陶器、オブジェ。私の大好きなピカソの作品にひたすらもまれる。なんというパワー。何度来ても
「見るたび発見があり、打ちのめされる」
そんなアーティストはなかなかいない。私がスペインのマラガに渡った時「ピカソの生誕地」であることは、全く視野に入っていなかった。
「まさかその20年後、自分がアーティストとして生き始めることになるとは」
想像しないことが起こる。それが人生。ピカソ生誕地であるマラガに惹かれ、移り住んだのは偶然ではない。と今は思える。
「潜在意識が、マラガに私を運んでくれた」
地中海の町マラガだから、生まれる色がある。色は、光のもとで生まれる。マラガに来なければ、絵を描き始めていなかったかもしれない。
「笑ったり、ため息をもらしたり、ぶつぶつ呟いたり」
騒がしい客(笑)。ピカソの作品は、私の心と体を動かす。何度でも、初めてのように感動する。色も、構図も、ラインも、全てが猛々しく息づいている。
「あっ、これは」
今期の私は「これまでやったことがない」ことを何か一つ、自分に課して制作している。その「一つ」を、ピカソ作品の中に発見した。
「あぁあ、ここにある!あっちにも」
ものすごい感動(笑)超個人的な。なんか「進んで行け!」と背中を押された感じ(←勝手に)。
こんなすてきな時間を分かち合ってくれたカルメン、メルチ、カルメン、ありがとう。パティオ(中庭)を囲んで二階建てのピカソ美術館。作品紹介は、明日に続きます。