【一日一作プロジェクト】カリグラフィアート組画シリーズ「結」を作った。別室を「作業場に自力リフォーム」中。2つの棚を取り外し、その中の物を大処分。
「目的がはっきりしていれば、捨てられる」
なんという神秘体験。「着ること」より「創作すること」が上回るから「布扱い」できるのだ。容赦なく切り刻める(笑)。
今の私は、その物が持つ「本来の役割」にはあまり興味がない。というか、全てが「素材」に見えるので、衣類や楽譜、CDを手にして思うのは
「どうやって使おう?」
もちろん「着る」「弾く」「聴く」以外の方法で。今年は「もも衣」も大きく進化しそうな気配。あまり使わないとはいえ、まだ着られる衣類たちを
「切り刻む勇気」
その根底には「明確な作品ビジョン」がある。目的がはっきりしているから、切り刻めるのだ(だんだん切り裂き魔みたいになってきた)。
実は、棚の解体と物の整理でアレルギー鼻炎に。ホコリが引き金。鼻水ずるずる。くしゃみが止まらない。お隣さんが
「大丈夫?」
と声をかけてくださるが「大丈夫です」の後につい「コロナではありません」と付け加えたくなってくる。鼻の奥がムズムズ。水のような鼻水がすーっと垂れ、作業にならないので
「ティッシュを鼻の穴に詰め込んで」
対応。熱いタオルで顔を蒸したり、首回りのマッサージやストレッチをしたり。夜になりようやくおさまってきた。やれやれ。
「作業場が少しずつできあがってくる」
のは、たまらなくうれしい。なんせ棚を2つも取り外したのだ。壁はすっきり。スペースだって生まれる。何事も
「手放せば、手に入る」
のだ。トンカチを手に、壁を見つめてしばし立ち尽くす。ここまで来た。あとは、キャンバス地を貼り付けるだけ。記念に作業場でセルフィ撮影しようとカメラをのぞいたら
「鼻の穴にティッシュが」
そういうわけで、作業場だけ紹介します(写真)。スペースは小さいけれど、壁があり、作業台があり。何より
「同時進行ができる!」
これに尽きる。私は4、5作、いや10作くらい同時進行するので
「壁と床と作業台があれば、テレビもソファも電子レンジもいらない」
と言ったら、お隣さんが静かな口調で
「テレビやオーブンが使いたかったら言ってね」
お世話をおかけしております。もし、できることなら。容量が256GBのスマホがほしいなぁ。