【一日一作プロジェクト】聖獣アート「みずきお」を使って「波月音(なみずきお)」を作った。本日、マラガは20度の晴天。さっそく海岸通りで魚介類ランチ。
「Tシャツでいられるなんてーーー!」
ハビ吉が大騒ぎ(笑)。この陽気で生ビールがうまいっ。ふつうならもうワインの時期なのに。
「この陽気はクリスマスまで。その後、一気に真冬日になるから、ぼーっとしていないように」
ハビ吉から指示が飛ぶ(私がぼーっとしてるとでも?)。さて。話題はひたすら「クリスマス・イブ」。この時期のスペインでは、みんなクリスマスの夜のことを考えている。
「何を食べるのか」
メニューを聞きながら、くらくらしてきた。生ハム&チーズ、前菜、スープ、チキン、オーブン料理、肉料理・・・それが全て手作りで、参加者一人一人がハビ吉宅へ持ち込むらしい。
「ええっ!そんなすごいメニューを聞いた後で、私に何を作るか聞かないでね」
何も考えてないんだから。「焼きそば」や「カレー」なんて作ってる場合じゃないぞ。うーん、これは困った。と思っていたら
「ももは、ワインを買ってきてくれればいいよ。あとは手伝って!キッチン」
おぉお。アシスタントという手が(涙)。エプロン持って駆けつけます。いつもよりワンランク上のワイン。白と赤を1本ずつ買って行こう。
「マックスは10人だよね?」「テーブルセッティングも手伝ってね」
クリスマスの特別規制で、通常6人のところ10人に。叔父さんやいとこらが、ハビ吉宅へ集まるらしい。
「テレサ叔母さんは?来るんだよね!」
私の大好きな尼僧のテレサ叔母さんは、グラナダ県の修道院に住んでいる。クリスマスの特別規制のおかげで、家族は県を越えて集まることができるのだ。
「それが、修道院・上層部の決定で、外出禁止令が出されたらしい」「えええっ!じゃ、マラガに来られないの⁉︎」
ハビ吉が電話をしたら、あまりのショックでテレサ叔母さんは声も出ないほどだったらしい。どんなにこの日を、家族と過ごすクリスマスを楽しみにしていたことか。
「修道院から一歩も出られないの?」「わからない。もう少し詳しく聞いてみるよ」
どうかテレサ叔母さんの笑顔が見られますように。グラナダは今週末から雪らしい。修道院の外出禁止令が緩和されることを祈って。