【一日一作プロジェクト】石にペイントして「闇見眼(やみめ)」を作った。クリスマスレポート2。なんとか車を見つけ、イブの晩餐会場である親戚宅へ。
「9時のフェリペ国王によるクリスマス演説をみんなで聞く」
ことができず、叔父さんの機嫌がイマイチ。の中、始まる晩餐(汗)。でも、大丈夫。きっと飲んで食べて、おしゃべりしている間に、テンション上がることまちがいなし。
「フェリス・ナビダー!」
白ワイン、赤ワイン、シードラ、ビールでがんがんと乾杯。ハビ吉も今日は思いっきり飲む。と決めているので、実はここへ駆けつける前に
「私と2人で赤ワイン」「叔父さんと3人でジントニック」
で乾杯。夕食のスタートが9:45。遅っ。まずは前菜から。前菜1、前菜2、前菜3・・・って、このままお腹いっぱいになりそうな勢い。
「メインディッシュのスペースをあけておくように」
と、ハビ吉が耳元でささやく。あ、そうそう「突然の会場変更」の理由は、赤ちゃんがいて、さらに2人目を妊娠中だから。って、もっと前からわかっていたんじゃ?(汗)。
「豚肉とチキン、どちらがいい?両方でもいいよ〜」
メインディッシュが始まったのが、11時過ぎ。スペイン的には珍しくないペースなのだけど、問題は「外出禁止令」。
「1時半前には絶対、家の中に戻って」
いなくてはならない。過ぎたら恐ろしい罰金が。デザートや食後酒の時間も考えると、かなりギリギリ。そんなこんなで、ゆっくり写真も撮れず。
「今夜、ヘスス(キリスト)が生まれるんだよね?」
一応、晩餐の意味を確認する私に、みなさん料理から顔も上げず
「そろそろ生まれる頃かな?」「もう生まれたんじゃない」
花より団子状態(笑)。親戚の赤ちゃんかい!そんな中、尼僧のテレサ叔母さんから電話が入る。
「テレサ叔母さん!フェリス・ナビダー。一緒にお祝いしたかった」
ビデオ電話だから、せめて顔が見える。私の大好きなテレサ叔母さんの笑顔。野に咲く一輪の花のような。
「なんとかテレサ叔母さんに会う方法はないの⁉︎」「考えてみる」
真面目な顔で答えるハビ吉。頼むぞ。アルベルト、パキ、ホルヘ、パトリシア、マルティーナ、ムーチャス・グラシアス!
12:45。挨拶をして親戚宅を出る。今年はハグもなし。頼んでおいたタクシーで無事帰宅。マンションの入口に着いたのが1:15。
「おお〜外出禁止令の15分前!」
スリルとサスペンス。最後までドタバタ。ハビ吉のマンションに、叔父さんと3人で滑り込む。もうへとへと。なのに
これから、ここで「二次会」が始まるのであった。それも朝の4時まで。(明日に続く)