【一日一作プロジェクト】カリグラフィアート組画シリーズ「道」を作った。スペインではレジェスの日に「ロスコン」という丸い菓子パンを食べる。
「大好きだけど、買いに行くのがめんどう」
という超ものぐさな私は、世間の暦を無視して、朝から筆を握っていた。友人たちが次々と、おいしそうなロスコン写真を送ってくる。
「これ、お店に特注しといたの!」「今年は2つ。生クリーム入りとチョコクリーム」
めちゃおいしそうやん。時計を見れば、もうランチタイム。「お腹すいた〜。何か作ろう」とオウムを見るとなんと!
「鉛筆がきれいに解体」
されていた(写真)。なぜ?答えがないのはわかっているが、聞いてみたくなる。すると、友人Cさんが代わりに答えてくれた。
「ロスコンがないからだよ、絶対」
そこで、はたと気づく。スペインはクリスマスではなく、レジェスの日にプレゼントを渡す。サンタでなく、東方の三賢人が届けに来るのだ。
「プレゼントも、ない」
Facebookのオウムグループを見ると、ものすごいおもちゃが、この日のためにプレゼントされている。
「うちには、ないの?ロスコン。プレゼントは?」
まるで、そう言っているかのようなオウムの表情。まずいっ。プレゼント、鉛筆ってわけにも(汗)。その時だった。突然、玄関のチャイムが鳴り、出て行くとお隣さん。
「レジェスだから。はい、ロスコンとランチの差し入れ!」
おぉお。東方の三賢人より、お隣さん!(合掌)。さっそくオウムの前に、ロスコンの皿を置いてみる。
「ぷぷぷーっ」
なんだかうれしそう。やっとレジェスがうちにも!(涙)お隣さん、ありがとう。そのことをCさんに伝えると
「めざすは、わらしべ長者!」
と返ってきた(笑)。たしか貧乏な男が、物々交換で財をなしていく話だった。まさに、霞を食べて生きている今の私が、教訓とすべき物語。
レッスンや労力、うちにあるものを物々交換して、なんとか生活しているが「わらしべ長者」には、大切なポイントがある。
「物々交換のレベルが上がっていく」
こと。リンゴをみかんと交換していても、長者にはなれない。じゃ、どうやってレベルアップしていくのか。思うに、私の場合
「アートコラボ活動」
という気がする。1+1=5、にも10にもなるのが、コラボのすばらしさ。互いの力を引き立て合えば、エネルギーは何倍にもなる。
「報酬は、感動!」
報酬は、挑戦そのもの。「わらしべ長者」への「道」は、今始まったばかり。どこまで行けるかやってみよう。
知っていること、できること、持っているもの。どんどん物々交換して「感動の花道」を一緒に歩きませんか。