【一日一作プロジェクト】ワインボトルにペイントして「月の鳥花(とりばな)」を作った。金曜日の午後。いきなり新しい「コロナ規制」が発表された。それも
「翌日、土曜日の夜から施行」
って、急すぎない?(汗)。実は日曜日に「マラガ郊外のコマレス村」へドライブ&散策の予定だった。発令を聞いたハビ吉から緊急メッセージが入る。
「日曜日にはもうコマレス村には行けない。発令前の土曜日が最後のチャンスだよ」「明日行こう!」
数秒、考えた。明日は朝から「制作」の予定。カリグラフィアート第一段階を、何としても完了したかった。私のプライオリティは「一に制作」なので、ふだんなら動かない。でも
「明日行かなかったら。もう行けない場所」「コマレス村に出入りできるのは明日だけ」
「今のうち感」がすごい。目に見えない国境が、今まさにマラガとコマレス村の間に引かれようとしているのだ。
「行こう!」
制作以上に大切な何か。が、あるのに違いない(そのレポートは、明日詳しく紹介します)。さて。今回の「コロナ規制」は、ざっと次の通り。
「集まれる人のマックスは4人」「お店は全て午後6時にクローズ(薬局・食料品店などを除く)」「夜10時〜朝の6時まで外出禁止(夜8時に変更検討中)」
さらに。特筆すべきは「都市封鎖・市町村リスト」。なんじゃこりゃ〜。初めて登場するシロモノ。感染者率の高い市町村は容赦なく
「完全封鎖」「市町村への出入り禁止」「お店は全てクローズ」
と厳しい(涙)。こうなると、みなさん考えることは同じ。
「私の町は?大丈夫?」
必死になって「封鎖・市町村リスト」に目を通す。私たちマラガ市はまだ大丈夫だった(汗)やれやれ。とはいえ
「毎日、感染者の増加をチェックして、随時更新。発表していきます」
とやる気満々なので、いつどうなることか。いずれにしても「市町村単位の封鎖システム」がスタート。そんな中、マラガ市の
「セマナ・サンタ(聖週間)のパレードの中止」
が発表された。セビージャ市が年末に中止を発表していたので、やはり。とはいえ、寂しさはぬぐえない。
「月の鳥花(とりばな)」
鳥になりたかった花と、花になりたかった鳥。満月は、2人の願いをかなえることに決めた。一夜だけの夢物語。
そんな物語が秘められたワインボトルで、今夜は一杯いかがでしょう。