【一日一作プロジェクト】雑巾アート「千想舞(ちおもいまい)」を作った。コマレス村から戻ったとたん、取り憑かれたように描き始めた。私の愛するマラガの
「白い村たちへのラブレター」
大きなキャンバス地をどばっと床に広げ、ひざまずき、立ち上がり、時に座り込んで。
「気持ちが燃えているうちに」
ラブレターなんだから。思いのまま勢いよく描き出したのはいいが、勢いよすぎて途中で収拾がつかない状態に(笑)。でもまあ全てはプロセス。
「いったいどうしたら」「呆然」
があるから、その後に「おぉお、これは!」というものが、生まれるんだよね。ここでやめれば失敗。
「続ければ、新世界!」
笑。迷わず、どんどん進みましょう。こうして次から次へと新しいものに手を出し、完了できない作品が山のよう(汗)。カリグラフィアートはどうなったのだ。
さて。タオルアート。「真っ白のハンドタオル」が第1の人生なら「アトリエの作業布」として第2の人生。そして今
「アート作品として」
第3の人生がスタート。まさか「アートとして、人生を終える」とは、タオル自身も想像していなかったに違いない(笑)いや、もしかしたらまだこの先に、第4の人生があるのかも。
「先がわからないから、希望が持てる」
未知だからこそ。心に信じるスペースが生まれる。未知は、可能性。もちろん、先行きが見えないのは不安でもある。だったら
「孤独や不安は、ゆりかごにすればいい」
避けるより、寄りかかった方が。私はどっかりもたれかかって、もう布団にしてる(笑)。敵もよく知れば、旧友なり。
「千想舞(ちおもいまい)」
千の想いが、舞い踊る。それぞれの色をまとって。今期は「赤と青」をよく使う。慣れない配色に挑戦しているうち、だんだんおもしろくなってきた。
「明確な意志を持ったライン」
が好きな私にとって、こうした偶然が作り出す構図や効果、配色にはあまり興味がない。だからこそ、新しい世界をかいま見せてもらっている。
半年間、作業を毎日分かち合ってくれた「あなた」が、今日は「一日一作」の主役!本当にお疲れでした。サインを入れながらしみじみ。これって、私たちの卒業式だね。