我が道こそ、幸せ道

【一日一作プロジェクト】「我が道こそ、幸せ道」を作った。実は2週間前に「歯」が欠けて、やっと本日歯医者へ。

「痛くない場合は、2週間待ち」

そこを何とか〜と頼み込んだけれど、大盛況なので仕方なし。それも最初、電話で「どうして欠けたのか」と状況を聞かれ

「ビール片手にナッツを食べていて、いきなりバキッと欠けました」

とバカ正直に答えてしまい、当然のように2週間待ちコースに。仕事中の事故とかなら、すぐに対応してもらえたのかなぁ。まぁそんなわけで、この2週間ずっと

「片側だけで噛んでいた」

めちゃ食べるのが遅い〜。痛くはないけど、なんせ下の奥歯なのでさらに欠けたら大変。かばっていると噛むのに疲れて、次第に食べるのに飽きてくる。

「思う存分あごと歯を使って、食べ物を食いちぎりたい」

歯医者は好きじゃないけれど、ようやく治療してもらえると思えば、足取りも軽い。診察台に登るや、先生の目をじっと見て尋ねる。

「先生、大丈夫でしょうか?」

口の中をのぞき込んでいた先生が「あぁあ、こんなの簡単。10分だよ」と軽く言い放つのを聞き、すっかり安堵。その言葉のとおり、あっという間に終了。よかった〜。

「先生、ありがとうございます」「ナッツは固いから気をつけるように」

ははーーーっ、と心の中でお辞儀をして、歯医者を出る。そういえば、日本でもアイス「あずきバー」で、歯が欠ける人がけっこういるらしい。思ってもいない時に、バキッとくるんだよね。

「そうだ、フラメンコショップへ寄って行こう」

見ているだけで幸せ〜。朝食抜きで歯医者へ行ったので、おなかぺこぺこ。早めのひとりランチ。のんびり通りを歩いていると、ぐにゃりと歪んだ街路樹を見つけ、上を見ながら歩く。小さな頃から

「何にでもすぐに心を奪われる」

子供だった。今でこそ、コントロールできているが(←ほんとか?)小学生の頃は「道草の女王」だった。いつも母が

「周りの家の子はもうとっくに家に帰ってるのに、ももちゃんだけ帰ってこない」

と嘆いていた。花や草や虫、雨や水溜りや泥の中で、世界発見に忙しかったのさ〜(笑)。20代で音楽屋になってからは「スペインに行ったきり帰って来ない」となり(道草と言うより風来坊)、ついに母は言ったのだ。

「ももちゃん、そんなに世界はおもしろいの?」

私は長い子供時代を過ごしたかもしれない。40歳近くまで。かなりふらふらしていた。それでも、47歳でベラを亡くしてからの私は、人が変わったようにしっかりしてきた(笑)←過去の自分と比較。

「もう守ってくれる人はいない」

という事実。悲しみと絶望の後に訪れた、自分の人生を、自分で即決して進んで行く楽しさ。人生にはいくつもの段階、ステージがある。今、手にしているものを大切にしよう。

「我が道こそ、幸せ道」

「異」文字が、自分の道を歩く。周りから見て「変わってる」「ふらふら」「でこぼこ」「道草」「遠回り」「無駄」でもかまわない。大切なのは、自分の道を歩いていること。我が道こそ、幸せ道。

みなさま、すてきな1日を。

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