記憶の扉

【一日一作プロジェクト】「記憶の扉」を作った。豊橋市も2日続けて34度超え。猛暑で庭に出られるのも、

「早朝か夕方」

のみ。そんな中、いよいよ枝豆の収穫が始まる。私は夏は「ノースリーブ&短パン」なので、5分も庭にいると、蚊にボコボコにされてしまう。それはイヤなのだけど、

「服を着込むのはもっとイヤ」

なので、仕方なし。蚊取り線香を近くに置いて、さささっと作業。今夜は枝豆を茹でて食べるぞ〜。ビールと一緒に。さて。テニス教室に通い始めてから、

「食欲がハンパない」

1時間半打ちまくり、走りまくった後のトンカツランチ。がつがつと喰らっていたら、なんと信じられない表示が。

「ご飯、お味噌汁、キャベツのおかわり自由」

うそ。そんなことが〜。周りを見回すと、サラリーマン風のおじさまやお兄さんが黙々と食事中。すると、体格のいいお兄さんがテーブルのボタンでお姉さんを呼び出し、

「キャベツとご飯、お代わり」

と、はっきり告げた。ふーむ。そういう風にやればよいのか。私もさっそく目の前のボタンを押し、お姉さんに告げる。はっきりと。

「ご飯と、お味噌汁と、キャベツのお代わりをください!」

その瞬間、店内にいたおじさま&お兄さんが「えっ」みたいな感じで、いっせいに顔を上げ、こちらに視線が集中した。そっか。女性の「フルお代わり」は珍しいのかも。

「キャベツの量は最初と同じくらいでいいですか?」

お姉さんは、キャベツの盛られたカゴを手に優しく尋ねてくれる。「はい、お願いします」と答えるや、山盛りのキャベツ、熱々の味噌汁、ほかほかのご飯が届けられた。これで、第二回戦の始まり。

「幸せ〜」

これだけ食べても太れない。ってか、痩せそうになる。多動症は、カロリー消耗が激しいのだ。これはこれで辛い。筋肉などつくヒマもなし。

そういえば中学生の頃、給食をいつもお代わりしていた。女子でお代わりに立ち上がる者など1人もおらず、男子に混じって皿を持って走った。そして。成人式で久しぶりに会った同級生に、

「もも、おまえいつも給食をお代わりしとったなぁ」

と開口一番、言われた時の驚き。それが、おまえの私にまつわる記憶なんか〜。もっといいことないんかい。お互いに成長し、晴れ着姿での再会やぞ。

「振袖姿で、給食のお代わり」

を告げられる身にもなってみ〜。ま、その時のK君の表情が、心からうれしそうな笑顔に包まれていたのが救いか。「よき思い出」のジャンルにおさめられているなら、よしとしよう。

「記憶の扉(きおくのとびら)」

その向こうには、歓びも悲しみも。封印したい記憶もある。どれもが、今の自分を作り上げたかけがえのないパーツ。生き延びてこられたことに感謝。

まだまだ暑い日が続きますので、みなさまお身体を大切に。熱中症に気をつけて、すてきな週末を。

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