扉が、開く時・制作準備

【一日一作プロジェクト】「扉が、開く時」を作った。早朝から、制作準備に取りかかる。まずは、

「伝えたいメッセージ」

を文字化。今期の作品は、これまでとはまるで違うスタイル。全てにおいて初挑戦。「強い主張」がベースなので、絵の具と遊ぶ前に頭の整理。半日がかりで、

「300枚近い文字のキレハシ」

を書き出す。ここで大問題が。扇風機が使えない〜(笑)。みんな飛んでっちまうぜ〜。仕方なく、扇風機を別方向に向けて作業。カルタのように無造作に並べた文字のキレハシを、

「グループに分ける」

テープやのりでとめながら。一気にやらないとくじけそうなので、心を決めてとりかかる。ここまで約6時間。さて。午後からは2階に上がり、作業場の準備。

「暑っ」

見れば、35度。初めて室内で35度を記録。1階よりはるかに暑い。あわててクーラーをつけるも、障子やふすまを作業場リフォームのため、とっぱらってしまったので、

「いかん、扉はどこじゃ〜」

障子ってみんな同じようだけど、微妙に違うのか。これは入るが、こちらは入らず。みたいな感じで、なかなか進まず。玉のような汗を噴き出しながら、なんとか部屋に扉がついた。

「涼しい〜」

イスに座ってひとやすみ。クーラーはええのう。お隣の静岡・浜松市では38,5度らしい。燃えてんのとちゃうか〜。なんとか室温が29度に下がったところで、作業開始。

「ロールキャンバスをカット」

140cm巾×2メートル。おぉお〜。それを2枚。まるで絨毯。なんという快感。歓び。ざばっと床に広げられる。床で作業ができる。誰の許可もいらない。そのことが、うれしい。ずっと流浪の民で、

「小さな部屋に閉じこもって」

生活していたので、床も壁も、何も使えなかった。「手続き問題」に追われ、時間もなく、予定も立てられず。絵の仲間のクリスティーナといつも話していたけれど、私たちに必要なのは、

「時間と空間」

そのふたつが、今やっと、2年ぶりに私の手に戻ってきた。2年間、私がため込んだ思い。それが、爆発しそうになっている。アウトプットできず、デスチャージできず、

「私の中で暴れ回る獣が、形になろうとしている」

そのプロセスに、じっくり向き合えることに感謝。命を注ぎ込めることに、ただ感謝。そんなわけで、8月、9月は集中制作。いくぜ〜。

さて。本日は、ピーマン、パプリカ、きゅうりが庭から届けられた。自然の恵みに感謝。そしたら父が、お友達からいただいた桃を4個持って帰ってきた。こんなのが家庭菜園でできるの⁉︎すごすぎん?

「扉が、開く時」

希望こそ、扉を開く鍵。時には、八方塞がり。どん詰まりの時もある。そんな時こそ、原点に戻って。何のために生きているのか、ではない。問うべきは、何のために生かされているのか。

みなさま、猛暑が続きますのでお身体を大切に。すてきな1週間を。

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