立体アート・テニスでケガ

【一日一作プロジェクト】「立体アート」を制作中。本日も朝からペイント。

「マテ茶を飲みながら」

立体アートも、これで8割完成。床で制作中だけど、立ち上げると「タテヨコ2メートル」になる予定。運ぶの大変そう〜。

さて。午後から用事で電車に乗ると、車内にトンボが。出口を探して窓際をよろよろ。こんな冷房の中にずっといたら弱っちゃうよ〜。ふらふらなので、かなり長い時間うろついていたはず。

「次は○○駅〜」

よしっと勢いよく立ち上がる。両手でトンボをそっと包み込み、ドアへ走る。一瞬ホームに立ち降り、両手をそっと開くと・・・

「すい〜〜〜」

と、トンボは飛んでいった。住んでいた場所から、ずいぶん離れてしまったけれど、新しい住処、家族や仲間が見つかるといいな。

さて。用事をすませ、その足でテニス教室へ。いつものように楽しく練習。たっぷり1時間半。最後のゲーム形式の練習で、球に向かって走りかけた瞬間、それは起こった。

「パンッ」

という衝動が、右のふくらはぎに走る。まるで、棒で打たれたかのように。次の瞬間、強烈な痛みが襲ってきた。

「こむらがえりかも。すみません。休みます」

コーチに声をかけ、足を引きずりながらベンチへ。休んでも、ふくらはぎを伸ばしても、痛みは引かず。すぐにコーチが氷嚢を持ってきてくださる。

「これでアイシングして」

15分ほどふくらはぎを冷やすも、痛みは増すばかり。もうすぐ教室が終わるので、コートから早めに退散しようと、そっと立ち上がった瞬間、

「えっ、なにこれ」

いや、ほんとに全く歩けん。ものすごい激痛で、足を地面に着けられない。テニスシューズ、脱げるのか?ってか、家に帰れるのか?一気に襲ってくる不安。

「ふくらはぎの内側に、何かが起きた」

それはわかる。病院へ行くにしても、とりあえず家まで帰らなくては。なんとか自力でテニススクールから最寄駅まで歩く。ふだんなら7分。のところ、25分!!!

「お父さん、ごめん。歩けないから車で迎えに来てくれる?」

心配かけたくないけれど、仕方がない。なにしろ痛めた右足に体重を乗せられないので、まず段差がダメ。さらに一歩が20センチくらいなので(左足だけで歩いている)100メートルが果てしない。

「大丈夫⁉︎」「ごめんね」「僕のポールを持って来たよ」「ありがとう〜」

父が迎えに来てくれたおかげで、無事家にたどり着く。とりあえず左足のケンケンで、家の中を飛び回る(←右足を着きたくない)。ひと息ついた後は、近所の整形外科へ。

「肉離れですね。この辺り、内出血してるのが見えます」

エコーを見ながら、先生が解説してくださる。やはり。肉離れ。これで、テニスはしばらくできない。悲しくなって先生に尋ねる。

「治るのにどれくらいかかりますか?」「軽度だから、3週間くらいかな」

あぁあ。3週間は長い。でも、軽度でよかった。とりあえず、痛み止めと湿布薬。あとは安静が薬らしい。左足のケンケンで帰ろうとすると、

「松葉杖をお貸ししますのでこちらへ」

いきなり松葉杖生活に。受け取って終わりかと思いきや。いやいやどうして。別室へ案内され「使い方レクチャー、および練習」が始まる。

「脇で支えるのではありません。胸の横です」「もっとハの字に開いて」「次は階段を登る練習です」「1番事故が起こるのは階段なので気をつけて」

目の前に置かれた練習用の階段を、登ったり降りたり。それが、見るのとやるのは大ちがい。とにかく登る時が、めちゃ怖い。後ろに落ちていきそう〜。

「後ろに倒れそうで怖いです」「大丈夫、背中を支えています」

よく見れば、3人がかり。私のためにここまでしてくださるのだ。やるっきゃないやろ〜。パチンとスイッチが入り、集中モードに。松葉杖を体を一部と思え。杖と体を一体化させるのだ。成せばなる。

「すごくバランスがいい」「前に松葉杖使ってました?」

しばらく私の相棒となるのだ、仲よくしたい。病院からの帰り道、はたと気づく。テニスやダンス、アーチェリーができないのはわかるが、

「2階の作業場へは松葉杖で?」「大画のペイントに使おうと思っていた足場脚立。あれにはさすがに乗れないよなぁ」

小さい絵なら、肉離れでも描けるのに。こんな大きなサイズにしてしまったせいで(汗)。いや、きっと何かいい方法があるさ。1週間で歩けるようになる、と先生も言っていたではないか。

「トンボのおかげで、これだけですんだのかも」

久しぶりのケガで予定は総崩れ。でも、生かされていることに感謝。これを機に、回復したら軽いジョギングとヨガを始めたい。ウォーミングアップとストレッチで、再発予防。

今日も暑い日が続きますね。みなさま、すてきな1日を。

 

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